ワールドHD Research Memo(5):期間利益の増加に伴って、安全指標はいずれも改善
[15/10/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(3)財務状況
ワールドホールディングス<2429>の2015年6月末の財務状況は、総資産残高が前期末比685百万円増加の46,773百万円となった。主な変動要因は、現預金の増加(+2,572百万円)、売上債権の増加(+537百万円)、販売用及び仕掛販売用不動産の減少(−2,771百万円)等となっている。
一方、負債合計は前期末比2,142百万円減少の35,518百万円となった。主に不動産事業未払金の減少(−830百万円)、有利子負債の減少(−374百万円)などとなっている。また、純資産は利益剰余金の増加(+2,712百万円)を主因に、前期末比2,828百万円増加の11,255百万円となった。
経営の安全性を示す自己資本比率や有利子負債比率は期間利益の増加に伴って、いずれも改善している。同社では今後も収益の拡大によって自己資本比率を引き上げていく方針を示している。一方で、超低金利が続く市場環境において、不動産事業の拡大を進めていくに当たっては、引き続き有利子負債の活用を考えており、当面の上限としては首都圏で200億円台を一つの目安として、事業展開を進めていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(3)財務状況
ワールドホールディングス<2429>の2015年6月末の財務状況は、総資産残高が前期末比685百万円増加の46,773百万円となった。主な変動要因は、現預金の増加(+2,572百万円)、売上債権の増加(+537百万円)、販売用及び仕掛販売用不動産の減少(−2,771百万円)等となっている。
一方、負債合計は前期末比2,142百万円減少の35,518百万円となった。主に不動産事業未払金の減少(−830百万円)、有利子負債の減少(−374百万円)などとなっている。また、純資産は利益剰余金の増加(+2,712百万円)を主因に、前期末比2,828百万円増加の11,255百万円となった。
経営の安全性を示す自己資本比率や有利子負債比率は期間利益の増加に伴って、いずれも改善している。同社では今後も収益の拡大によって自己資本比率を引き上げていく方針を示している。一方で、超低金利が続く市場環境において、不動産事業の拡大を進めていくに当たっては、引き続き有利子負債の活用を考えており、当面の上限としては首都圏で200億円台を一つの目安として、事業展開を進めていく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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