モバファク Research Memo(9):無借金経営により財務状態は良好
[15/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■財務状態
株式公開前の2014年12月期末における総資産は1,184百万円。内訳は、流動資産は989百万円(現金及び預金624百万円、売掛金327百万円)、固定資産194百万円。一方、負債は279百万円で大半は流動負債267百万円が占める。純資産は905百万円。無借金の堅実経営をしてきた過去の利益の蓄積が潤沢な現金・預金と純資産に表われる格好となっており、自己資本比率は76.4%、流動比率は369.5%と財務状況は極めて良好である。
モバイルファクトリー<3912>の2015年第3四半期末における総資産は1,770百万円と前期末比585百万円増加した。流動資産は1,580百万円(同591百万円増)したが、これは新規上場による資金調達や業績好調による利益増で現金・預金が549百万円増加したことが主要因。この結果、自己資本比率は86.6%、流動比率は701.3%と株式公開前に比べ上昇している。
ソーシャルゲームを主力事業としているゲーム会社との比較では、安全性、収益性、成長性のいずれの項目に関しても特に問題はない。今後、位置ゲームへのリソースシフト、プロモーション強化による効果が顕在化してくれば、収益性、成長性が一段と高まると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
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