注目銘柄ダイジェスト(前場):セブンアイ、JDI、シンバイオなど
[15/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
日本ペイント<4612>:2948円(前日比+159円)
買い優勢。SMBC日興証券では、第3四半期のプレビューをリリースしている。第3四半期累計の営業利益は前年同期比2.3倍の545億円と予想しているもよう。中国をはじめとしたアジア関連会社の子会社化に伴う上乗せが大幅増益に寄与。通期予想は据え置かれる公算だが、日本の原料安メリットと北米の自動車用塗料の販売数量の伸びが想定以上で、幾分余裕含みの進捗とみているようだ。
JDI<6740>:333円(前日比+4円)
堅調。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げしている。目標株価も380円から530円に引き上げのもよう。生産面での歩留まりの改善、主要顧客向けの納入シェア拡大などが進んでおり、これまでディスカウント要因となってきた営業利益率の低さは、解消に向かうと捉えているようだ。外部環境の変化も16-17年度業績への影響は限定的と見ている。
日本水産<1332>:644円(前日比+78円)
連日の急伸。前日はストップ高比例配分となっていた。SMBC日興証券、みずほ証券の投資判断格上げが引き続き評価材料視されている。とりわけ、目標株価がそれぞれ、960円、910円と、現値と比較して揃って乖離が大きいことから、水準訂正余地は大きいといった見方が優勢になっているもよう。
セブンアイ<3382>:5462円(前日比+66円)
しっかり。3-11月期営業利益は2600億円程度、前年同期比約5%増になったもようとの観測報道が伝わっている。日米でのコンビニ事業の好調がけん引役となっているようだ。ほぼ市場予想の範囲内でサプライズは乏しいものの、上半期決算数値が市場予想を下回り、通期予想を下方修正していた経緯から、当面の安心感は強まる状況にもなっている。
ブランジスタ<6176>:1366円(前日比+166円)
急伸。同社ECサポートサービスの1つである複数ECサイト管理システム「まとまるEC店長」を利用する顧客向けに、海外販売支援サービスの提供を開始したと発表している。このサービスでは、「まとまるEC店長」を利用中のEC運営事業者が販売している年間数百億円の流通商材について、初期・固定費用0円で海外販売を可能にする。アジア圏を皮切りに、世界20ヶ国へ順次展開していくという。
オプトエレクト<6664>:608円(前日比-82円)
大幅続落。15年11月期決算を発表している。営業利益は前期比11.3%増の5.66億円となり、従来予想の5.40億円を上回って着地した。16年11月期の業績については、営業利益で同11.3%増の6.30億円と予想している。15年11月期は第3四半期まで営業利益で4.89億円(前年同期比2.1倍)と高進捗だっただけに、通期業績は会社計画を大幅に上回るとの期待もあったようだ。発表を受けて材料出尽くし感から売りが先行している。
シンバイオ製薬<4582>:226円(前日比+49円)
急伸。抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」について、「初回治療の低悪性度非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫」と「慢性リンパ性白血病」の効能追加のための承認申請を行ったと発表している。また、臨床使用量を考慮した小容量の25mg製剤の製造販売承認申請も行っている。トレアキシンは、再発・難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫を適応症とする国内製造販売承認を10年10月に取得している。
1stコーポ<1430>:1055円(前日比+63円)
一時1080円まで急伸。16年5月期の上期及び通期業績予想の上方修正と増配を発表している。上期営業利益見通しは6.65億円から7.65億円(前年同期は3.73億円)へ、通期見通しは14.84億円から15.59億円(前期は7.94億円)へと引き上げた。今期に計画していた施工工程が順調に進捗したほか、生産性の向上、原価低減効果等が利益を押し上げた。期末配当については従来予想の16.00円から17.00円へと増額した。
<KS>