アドクリ Research Memo(1):創業20周年を迎えた2016年9月期は2ケタ増収増益を見込む
[16/01/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アドバンスクリエイト<8798>は、情報メディアサイト「保険市場(ほけんいちば)」を運営する独立系保険代理店の大手。「保険市場」を通して問い合わせのあった見込み顧客を、通信販売や直営のコンサルティングプラザ、提携先である協業代理店に誘導し、保険契約を獲得している。収益の大半はこの保険契約から得られる代理店手数料収入であり、その他には広告代理店事業、再保険事業などを展開している。創業20周年目を迎えた2015年10月には、JASDAQから東証第2部に市場変更している。
2015年9月期(2014年10月−2015年9月)の連結業績は売上高が前期比2.5%減の7,274百万円、営業利益が同1.9%増の1,153百万円となった。2016年度から施行される改正保険業法に対応するために、社内や協業店でのコンプライアンスチェック体制の充実、保険募集管理体制の強化などを優先的に取り組んだことで、売上高は減収となったものの、効果的なWebマーケティングによる投資効率の改善に加えて直営店での生産性向上が寄与し、利益面では増益に転じた。
2016年9月期の連結業績は、売上高が前期比14.0%増の8,290百万円、営業利益が同15.3%増の1,330百万円と2ケタ増収増益を見込む。売上高が2ケタ成長となるのは9期ぶりのこととなり、改正保険業法の施行をビジネスチャンスとして捉えている。ターゲットを明確にしたWebマーケティングを強化することに加えて、直営店舗やコールセンターの人員体制を強化し、処理能力を高めることで2ケタ成長を目指していく方針だ。契約数の指標となる「保険市場」の月間ユニークユーザー数は、10月に250万件と従来比2.5倍に急伸しており、今後の契約数増加が見込まれる。
目標とする経営指標として、ROE20%以上(2015年9月期実績14.1%)、売上高経常利益率20%以上(同15.7%)、配当性向50%以上(同72.0%)、自己資本比率80%以上(同65.3%)を掲げ、東証1部上場も視野に入れている。2016年9月期の1株当たり配当金は前期比2.5円増配の45.0円(配当性向65.0%)を予定しており、株主優待制度も導入している。9月末の100株以上保有の株主に対して、2,500円相当のカタログギフトと福利厚生サービス(保険市場Club Off)の利用権を贈呈している。現在の株価水準(12月7日終値1,340円)で見た単元当たりの総投資利回りは、福利厚生サービスを除いたベースでも5%以上となり魅力的な水準と言えよう。
■Check Point
・「保険市場」の圧倒的な集客力が最大の強み
・2016年9月期は2ケタ増収増益、過去最高業績更新を見込む
・配当性向50%以上が目安、2016年9月期は2.5円増配の45円配当を予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2015年9月期(2014年10月−2015年9月)の連結業績は売上高が前期比2.5%減の7,274百万円、営業利益が同1.9%増の1,153百万円となった。2016年度から施行される改正保険業法に対応するために、社内や協業店でのコンプライアンスチェック体制の充実、保険募集管理体制の強化などを優先的に取り組んだことで、売上高は減収となったものの、効果的なWebマーケティングによる投資効率の改善に加えて直営店での生産性向上が寄与し、利益面では増益に転じた。
2016年9月期の連結業績は、売上高が前期比14.0%増の8,290百万円、営業利益が同15.3%増の1,330百万円と2ケタ増収増益を見込む。売上高が2ケタ成長となるのは9期ぶりのこととなり、改正保険業法の施行をビジネスチャンスとして捉えている。ターゲットを明確にしたWebマーケティングを強化することに加えて、直営店舗やコールセンターの人員体制を強化し、処理能力を高めることで2ケタ成長を目指していく方針だ。契約数の指標となる「保険市場」の月間ユニークユーザー数は、10月に250万件と従来比2.5倍に急伸しており、今後の契約数増加が見込まれる。
目標とする経営指標として、ROE20%以上(2015年9月期実績14.1%)、売上高経常利益率20%以上(同15.7%)、配当性向50%以上(同72.0%)、自己資本比率80%以上(同65.3%)を掲げ、東証1部上場も視野に入れている。2016年9月期の1株当たり配当金は前期比2.5円増配の45.0円(配当性向65.0%)を予定しており、株主優待制度も導入している。9月末の100株以上保有の株主に対して、2,500円相当のカタログギフトと福利厚生サービス(保険市場Club Off)の利用権を贈呈している。現在の株価水準(12月7日終値1,340円)で見た単元当たりの総投資利回りは、福利厚生サービスを除いたベースでも5%以上となり魅力的な水準と言えよう。
■Check Point
・「保険市場」の圧倒的な集客力が最大の強み
・2016年9月期は2ケタ増収増益、過去最高業績更新を見込む
・配当性向50%以上が目安、2016年9月期は2.5円増配の45円配当を予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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