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インテリックス Research Memo(1):リノベーションマンションの累計供給戸数は16,000戸を突破し業界最大

注目トピックス 日本株
インテリックス<8940>は中古マンションをリノベーション(再生)してから販売するリノベーションマンション事業の先駆け的企業で、首都圏を中心としながら地方の主要都市へ事業を展開中。リノベーションマンションの累計供給戸数は16,000戸を突破し、業界最大手となる。また、リノベーション内装事業や不動産小口化商品販売のアセットシェアリング事業など事業ポートフォリオの多様化を進めていくことで、更なる成長を目指している。

2016年5月期第2四半期累計(2015年6月−11月)の連結業績は、売上高が前年同期比54.8%増の19,301百万円、営業利益が同157.4%増の1,028百万円と大幅増収増益となり、期初計画(売上高17,300百万円、営業利益716百万円)をいずれも上回って推移した。リノヴェックスマンション(中古マンション再生流通事業)の販売が地方で順調に拡大したことに加えて、アセットシェアリング事業の第1号物件となる「アセットシェアリング原宿」が完売したこと、オフィスビル等の複数の不動産物件の売却が進んだことなどが要因だ。

2016年5月期の連結業績は売上高が前期比38.4%増の38,420百万円、営業利益が同66.2%増の1,755百万円と2ケタ増収増益となる見通し。リノヴェックスマンションの売上高が前期比31.3%増と高成長が続くほか、その他不動産物件の販売やリノベーション内装事業も拡大する。

リノヴェックスマンション事業に関しては今後も地方での仕入件数を拡大し、中期的に月間200件(今上期の月平均仕入件数は123件)を目指していく方針だ。首都圏に関しては競争激化で伸び悩む可能があるものの、需要が旺盛な内装工事請負事業を拡大することで収益獲得機会を増やしていく。また、アセットシェアリング事業は、新築だけでなく中古物件の商品開発も進めながら、5年内に100億円規模の事業に育てていく考えだ。

株主還元策としては配当性向で30%以上を目標としている。2016年5月期の1株当たり配当金は前期比8.0円増配の32.0円(配当性向29.9%)を予定している。今後も収益拡大が続けば、増配が期待されるだろう。

■Check Point
・リノヴェックスマンション事業が伸張し増収増益
・事業期間が短縮し利益率が改善
・売上高、当期純利益ともに前期比2ケタ増の見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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