リョーサン---成長路線の再構築を図るとともに株主還元強化で資本効率の改善も目指す
[16/02/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
リョーサン<8140>は半導体や電子部品、電子機器などを扱うエレクトロニクス商社。業界トップクラスの財務健全性(2015年3月期の自己資本比率は72.2%)と営業拠点数(国内外に約50カ所)が強み。分野別の売上構成(2015年3月期)はカーエレクトロニクス分野が40%、情報通信分野が24%、デジタルコンシューマ分野が16%、産業機器分野が14%、その他が6%である。
2016年3月期は売上高が前期比0.6%増の2350.00億円、営業利益が同3.8%減の57.00億円、純利益が同18.7%増の38.00億円と見込む。1月29日に発表した第3四半期累計決算は売上高が前年同期比0.4%減の1759.47億円、営業利益が同1.1%減の44.47億円、純利益が同26.1%増の30.59億円で着地。スマホ向けメモリの減少により半導体が厳しく、車載向け電子部品や複合機、コピー機向け電子機器などの販売好調で補いきれなかった。一方、純利益は為替差損の減少や固定資産売却益の計上などから大幅増益となった。
中期経営計画では最終年度の2018年3月期に売上高2700.00億円、営業利益95.00億円、純利益60.00億円、ROE5.0%を目指す。業績目標の達成に向けては、技術力を活かしたシステムソリューションビジネスの強化や海外ビジネスの拡大などにより、成長に向けた基盤作りを進める方針。ROE目標の達成については、資本効率を高めるために、配当性向50%以上をメドに漸増的に配当を行い、2018年3月期に1株配当100円以上を目指す。また、年間100万株をベースとした自社株買いも継続的に実施していく計画だ。
<SF>
2016年3月期は売上高が前期比0.6%増の2350.00億円、営業利益が同3.8%減の57.00億円、純利益が同18.7%増の38.00億円と見込む。1月29日に発表した第3四半期累計決算は売上高が前年同期比0.4%減の1759.47億円、営業利益が同1.1%減の44.47億円、純利益が同26.1%増の30.59億円で着地。スマホ向けメモリの減少により半導体が厳しく、車載向け電子部品や複合機、コピー機向け電子機器などの販売好調で補いきれなかった。一方、純利益は為替差損の減少や固定資産売却益の計上などから大幅増益となった。
中期経営計画では最終年度の2018年3月期に売上高2700.00億円、営業利益95.00億円、純利益60.00億円、ROE5.0%を目指す。業績目標の達成に向けては、技術力を活かしたシステムソリューションビジネスの強化や海外ビジネスの拡大などにより、成長に向けた基盤作りを進める方針。ROE目標の達成については、資本効率を高めるために、配当性向50%以上をメドに漸増的に配当を行い、2018年3月期に1株配当100円以上を目指す。また、年間100万株をベースとした自社株買いも継続的に実施していく計画だ。
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