アートネイチャー---今期は増収増益を計画、2018年3月期に売上高519億円目指す
[16/02/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アートネイチャー<7823>はオーダーメードかつらや増毛商品、育毛ケアサービスなどの毛髪関連事業を手掛ける。男性用は国内トップシェア。女性用も既製品ウィッグブランド「ジュリア・オージェ」の拡大でシェアを上昇中。医療用ウィッグブランド「アンクス」なども展開している。中国やシンガポール、マレーシアなどでも事業を展開。フィリピンやカンボジアなどにある自社工場でオーダーメードかつらを生産(既製品ウィッグは中国やベトナムなどの製造委託先工場などで生産)することで原価低減を図っている。
2016年3月期は売上高が前期比9.2%増の450.90億円、経常利益が同8.9%増の46.43億円を見込んでいる。1月29日に発表した第3四半期累計決算は前年同期比1.4%増の303.22億円、経常利益が同0.7%増の27.56億円で着地。女性用既製品ウィッグが競争激化によって伸び悩んだが、好採算の男性用オーダーメードかつらなどが堅調に推移した。主力の男性用オーダーメードかつらの月次売上は昨年5月から直近1月まで9カ月連続で前年同月比プラスを継続している。2017年3月期は男性用オーダーメードかつらの堅調な推移に加え、昨春に本格稼働したカンボジア工場の生産性向上なども見込める。
3カ年中期経営計画では最終年度の2018年3月期に売上高519億円、経常利益率12%以上(経常利益62.28億円以上)、ROE13%以上を目指す。企業価値の向上に向けては、(1)強い営業体制、(2)グローバルな生産体制、(3)盤石な利益構造、(4)働きがいのある職場風土、(5)健全な経営体制、の5つを確立し、目標の達成を図る。株主還元については安定配当維持を基本方針に実施していく考え。
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2016年3月期は売上高が前期比9.2%増の450.90億円、経常利益が同8.9%増の46.43億円を見込んでいる。1月29日に発表した第3四半期累計決算は前年同期比1.4%増の303.22億円、経常利益が同0.7%増の27.56億円で着地。女性用既製品ウィッグが競争激化によって伸び悩んだが、好採算の男性用オーダーメードかつらなどが堅調に推移した。主力の男性用オーダーメードかつらの月次売上は昨年5月から直近1月まで9カ月連続で前年同月比プラスを継続している。2017年3月期は男性用オーダーメードかつらの堅調な推移に加え、昨春に本格稼働したカンボジア工場の生産性向上なども見込める。
3カ年中期経営計画では最終年度の2018年3月期に売上高519億円、経常利益率12%以上(経常利益62.28億円以上)、ROE13%以上を目指す。企業価値の向上に向けては、(1)強い営業体制、(2)グローバルな生産体制、(3)盤石な利益構造、(4)働きがいのある職場風土、(5)健全な経営体制、の5つを確立し、目標の達成を図る。株主還元については安定配当維持を基本方針に実施していく考え。
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