クイック---前期は最高益で着地、今期も増収増益を見込む
[16/05/09]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
クイック<4318>は4月28日に2016年3月期決算を発表。2016年3月期は売上高が前の期比10.8%増の124.98億円、営業利益が同22.0%増の16.87億円、経常利益が同17.1%増の17.37億円、当期純利益が同18.4%増の11.70億円と6期連続の増収・営業増益で着地し、当期純利益は4期連続で過去最高を更新した。1株配当金については前の期比4.00円増配の25.00円と6期連続の増配を実施する。
事業部門別に見ると、リクルーティング事業が好調。企業の旺盛な採用意欲を背景に求人広告の取り扱いが順調に推移し、同事業の売上高は前の期比15.8%増の32.94億円、営業利益が同30.7%増の8.78億円と大きく伸長した。具体的には、派遣スタッフの登録やアルバイト・パートの募集の求人広告が順調だったことに加え、正社員募集に関する求人広告の取り扱いも堅調に推移。2016年3月卒業予定の大学生を対象とした採用広告ニーズも着実に取り込むことができた。また、リクルーティング事業以外では、情報出版事業とその他事業(ネット関連事業と海外事業)も増収増益になった。
一方、主力の人材サービスは売上高が前の期比11.1%増の66.29億円と順調に拡大したものの、営業利益は同0.4%減の11.36億円となった。同事業の利益が微減となったのは、年度末にIT関連業務へのスタッフ派遣が伸び悩んだことや、前の期に発生した家電製品の保守・メンテナンス業務が発生しなかったことなどが理由。ただ、建設・土木分野や製造分野などへの人材紹介や、医療・福祉分野へのスタッフ派遣などは堅調。新たに取り組み始めたパートタイム派遣も軌道に乗り始めており、同事業の売上高については順調に拡大した。
同日に2017年3月期の業績見通しも発表。2017年3月期は売上高が前期比8.8%増の136.00億円、営業利益が同4.9%増の17.70億円、経常利益が同4.8%増の18.20億円、当期純利益が同5.8%増の12.38億円になる見通しだ。なお、1株配当金については前期比2.00円増配の27.00円を予定している。
<TN>
事業部門別に見ると、リクルーティング事業が好調。企業の旺盛な採用意欲を背景に求人広告の取り扱いが順調に推移し、同事業の売上高は前の期比15.8%増の32.94億円、営業利益が同30.7%増の8.78億円と大きく伸長した。具体的には、派遣スタッフの登録やアルバイト・パートの募集の求人広告が順調だったことに加え、正社員募集に関する求人広告の取り扱いも堅調に推移。2016年3月卒業予定の大学生を対象とした採用広告ニーズも着実に取り込むことができた。また、リクルーティング事業以外では、情報出版事業とその他事業(ネット関連事業と海外事業)も増収増益になった。
一方、主力の人材サービスは売上高が前の期比11.1%増の66.29億円と順調に拡大したものの、営業利益は同0.4%減の11.36億円となった。同事業の利益が微減となったのは、年度末にIT関連業務へのスタッフ派遣が伸び悩んだことや、前の期に発生した家電製品の保守・メンテナンス業務が発生しなかったことなどが理由。ただ、建設・土木分野や製造分野などへの人材紹介や、医療・福祉分野へのスタッフ派遣などは堅調。新たに取り組み始めたパートタイム派遣も軌道に乗り始めており、同事業の売上高については順調に拡大した。
同日に2017年3月期の業績見通しも発表。2017年3月期は売上高が前期比8.8%増の136.00億円、営業利益が同4.9%増の17.70億円、経常利益が同4.8%増の18.20億円、当期純利益が同5.8%増の12.38億円になる見通しだ。なお、1株配当金については前期比2.00円増配の27.00円を予定している。
<TN>