注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱UFJ、健康CP、SOSEIなど
[16/05/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
国際帝石<1605>:833.9円(前日比+21.3円)
大幅続伸。原油高メリット銘柄として、NY原油先物が3.3%高と上昇し、6カ月ぶりの高値水準に達していることが買い材料視されている。原油相場の上昇は、弱気派であったゴールドマン・サックス証券が原油相場の見通しを引き上げたことが材料視されている。ナイジェリアでの生産障害や需要の拡大によって、想定よりも早期に需給バランスが供給不足に転じたと指摘しているようだ。
JPHD<2749>:353円(前日比+25円)
大幅反発。政府では、保育や観光の分野で深刻な人手不足の解消に向けて、実態に合わなくなった規制の緩和に動くと報じられている。保育所の運営企業にとっては、人手不足問題が最大の課題と考えられ、規制緩和によって、経験豊富な保育ママや子育て支援員を活用できれば、待遇の改善にも直結しくとの見方に。あらためて、今後想定される保育市場の拡大メリットが十分に享受されていくとの期待が高まっているようだ。
健康CP<2928>:797円(買い気配)
ストップ高買い気配。前日に発表した決算がポジティブサプライズにつながっている。前3月期営業利益は50.66億円で前期比2.4倍に急拡大、今3月期はIFRSに会計基準を変更で伸び率は算出されないものの、101.50億円で実質倍増を想定している。引き続き、RIZAPの大幅な成長を見込んでいるもよう。想定以上の業績拡大をあらためて評価する動きのほか、第2回、第3回新株予約権の取得・消却発表も、今後の需給面においてポジティブと捉えられているようだ。
三菱UFJ<8306>:502.9円(前日比+5.4円)
買い先行。前日に決算発表を行っている。前期実績純利益は9514億円で前期比8%減益、今期は同11%減益の8500億円を目標としている。実績は市場想定どおり、今期見通しはコンセンサスを下回っているが、保守的な要素が強いとして、想定の範囲内との見方になっている。また、上限2億3千万株、1000億円の自社株買い実施を発表、方向性は織り込まれていたといえ、決算通過での安心感も加わって、ストレートに好感される流れに。
SOSEI<4565>:23110円(前日比+1580円)
急反発。導出先のノバルティス社が、導出品グリコピロニウム(NVA237)を含有する1日1回吸引のウルティブロ ブリーズヘラーと1日2回吸入のサルメテロール50μg/フルチカゾン500μgの有効性を直接比較するFLAME試験において、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増悪の抑制効果に関して、NewEngland Journal of Medicine(NEJM)誌に発表した。増悪抑制に関する評価項目についてはウルティブロの優越性を示す知見が得られたという。
UBIC<2158>:1030円(前日比-187円)
大幅続落。16年3月期決算を発表している。営業利益は前期比32.1%減の1.80億円となり、従来予想(2.40億円)を下回って着地した。純損益は1.21億円の赤字(前期は2.60億円の黒字)で、従来予想(0.50億円の赤字)より赤字幅が拡大した。17年3月期の通期業績については、純損益がトントンと改善する一方、営業利益は同47.4%減の0.95億円と減益が続く見通しを示している。
大泉製<6618>:467円(前日比+80円)
ストップ高。16年3月期決算を発表している。営業利益は前期比8.8倍の3.18億円となり、5月13日に発表した修正予想どおりで着地した。17年3月期の通期業績については、営業利益で同37.9%増の4.39億円と大幅増益の見通しを示している。合理化や平準化生産の定着、管理部門の効率化等をより強化する。また、空調家電分野の値上げ交渉がほぼ終了し、不採算取引が解消したことにより、効果はより顕在化するとみている。
インベスターズクラウ<1435>:12860円(前日比+1870円)
大幅反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は6月30日。また、リアライズアセットマネジメント(RAM社)の株式の取得及びRAM社が実施する第三者割当増資の引受けにより、RAM社を持分法適用関連会社化することも発表している。RAM社は総合情報サイト「新築一棟投資.jp」「賃貸併用住宅.jp」を運営し、不動産投資に関するクラウドコンサルティングを主な事業としている。
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