ステップ Research Memo(6):自己資本比率は83.9%と高水準を維持、財務の安全性は高い
[16/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(2)財務状況
ステップ<9795>の2016年3月末の財務状況をみると、総資産残高は前期末比619百万円増加の19,155百万円となった。主な増減要因としては、流動資産で現預金が同130百万円増加したほか、固定資産はスクール移転用校舎の建築に伴う建設仮勘定等の増加により同350百万円増加した。
負債合計は前期末比35百万円減少の3,078百万円となった。未払金が同137百万円、その他流動負債が同152百万円増加した一方で、有利子負債が同320百万円減少した。また、純資産は利益剰余金の増加により前期末比655百万円増加の16,076百万円となった。
主要経営指標をみると、安全性を示す自己資本比率は83.9%と高水準を維持しており、有利子負債比率も8.2%と低水準となっており、財務の安全性は高いと判断される。なお、同社の財務状況をみると固定資産の比率が高くなっているが、これは同社がスクールを展開していく際に、土地の取得から自社ビルの建設まで行う物件が比較的増えていることが要因となっている。賃貸物件ではビルの建替えなど、オーナーの都合によってスクールを移転せざるを得ないリスクを抱えることになる。地域に根差した教育サービスを長期的に展開していくうえでは、自社不動産にて運営したほうが安定した経営を進めていくことができるとの判断による。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2)財務状況
ステップ<9795>の2016年3月末の財務状況をみると、総資産残高は前期末比619百万円増加の19,155百万円となった。主な増減要因としては、流動資産で現預金が同130百万円増加したほか、固定資産はスクール移転用校舎の建築に伴う建設仮勘定等の増加により同350百万円増加した。
負債合計は前期末比35百万円減少の3,078百万円となった。未払金が同137百万円、その他流動負債が同152百万円増加した一方で、有利子負債が同320百万円減少した。また、純資産は利益剰余金の増加により前期末比655百万円増加の16,076百万円となった。
主要経営指標をみると、安全性を示す自己資本比率は83.9%と高水準を維持しており、有利子負債比率も8.2%と低水準となっており、財務の安全性は高いと判断される。なお、同社の財務状況をみると固定資産の比率が高くなっているが、これは同社がスクールを展開していく際に、土地の取得から自社ビルの建設まで行う物件が比較的増えていることが要因となっている。賃貸物件ではビルの建替えなど、オーナーの都合によってスクールを移転せざるを得ないリスクを抱えることになる。地域に根差した教育サービスを長期的に展開していくうえでは、自社不動産にて運営したほうが安定した経営を進めていくことができるとの判断による。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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