いちご Research Memo(4):いちごホテルリート<3463>が新規上場
[16/06/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■いちご<2337>の会社概要
(3)アセットマネジメント事業:特徴とトピック
2015年11月にいちごホテルリート<3463>が新規上場を果たした。同リートはビジネス・観光に優位性のある好立地のホテルで構成されるホテル特化型J-REITである。9物件、資産規模204億円でスタートし、2016年1月期の決算では予想を上回る業績をあげた。早期の資産規模拡大を志向しており、当面は資産1,000億円を目指す。スポンサーであるいちご<2337>においては、不動産価値向上後の物件譲渡に伴い、上場時に譲渡益約60億円を計上した。また、2016年2月期にすでに16件、資産308億円のホテル物件を取得しており、バリューアップ後にホテルリートに売却することを見込む。
いちごオフィスリート<8975>も順調に資産を拡大し、業績も安定している。2016年2月末日時点の運用資産は76物件、残高は1,651億円(前期比413億円増)、期中運用フィー粗利1,016百万円(前期比257百万円増)となった。期中にリートが取得した13物件のうち3物件(52億円)は、いちご<2337>からの取得である。さらに5月には、戦略的な資産の入替えの一環として、スポンサーより13物件を取得し、2016年5月24日時点の運用資産は86物件、残高は1,919億円となった。スポンサーの役割はリートに適さない物件も含めて取得し、遵法性の是正やリノベーションを通じた賃料向上などを行い、リートに適する物件の価値を向上させることである。スポンサー(いちご<2337>)と各リートが連携することで、グループ全体として株主価値を向上させ、安定収益を生み出せるシステムが同社の総合力である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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(3)アセットマネジメント事業:特徴とトピック
2015年11月にいちごホテルリート<3463>が新規上場を果たした。同リートはビジネス・観光に優位性のある好立地のホテルで構成されるホテル特化型J-REITである。9物件、資産規模204億円でスタートし、2016年1月期の決算では予想を上回る業績をあげた。早期の資産規模拡大を志向しており、当面は資産1,000億円を目指す。スポンサーであるいちご<2337>においては、不動産価値向上後の物件譲渡に伴い、上場時に譲渡益約60億円を計上した。また、2016年2月期にすでに16件、資産308億円のホテル物件を取得しており、バリューアップ後にホテルリートに売却することを見込む。
いちごオフィスリート<8975>も順調に資産を拡大し、業績も安定している。2016年2月末日時点の運用資産は76物件、残高は1,651億円(前期比413億円増)、期中運用フィー粗利1,016百万円(前期比257百万円増)となった。期中にリートが取得した13物件のうち3物件(52億円)は、いちご<2337>からの取得である。さらに5月には、戦略的な資産の入替えの一環として、スポンサーより13物件を取得し、2016年5月24日時点の運用資産は86物件、残高は1,919億円となった。スポンサーの役割はリートに適さない物件も含めて取得し、遵法性の是正やリノベーションを通じた賃料向上などを行い、リートに適する物件の価値を向上させることである。スポンサー(いちご<2337>)と各リートが連携することで、グループ全体として株主価値を向上させ、安定収益を生み出せるシステムが同社の総合力である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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