ランドコンピュータ Research Memo(5):諸島社長就任後のマネジメント改革で成長が加速
[16/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1)過去の業績動向
ランドコンピュータ<3924>の過去の業績動向について見ると、3度の景気後退局面??1990年代初頭のバブル崩壊、2000年代初頭のITバブル崩壊、2007年から2008年にかけてのリーマンショックによる世界同時不況??を除くと、売上高は基本的に右肩上がりの拡大トレンドとなっている。これは、同社がメインフレーム、クライアント型サーバーシステム、クラウドコンピューティングといった技術の進歩に足並みを合わせて、事業構造を柔軟に、かつタイムリーに対応・変化させた賜物と考えられる。具体的な数値が開示されている2011年3月期以降について見ると、諸島社長が就任した2014年3月期以降は、見積精度の向上といったマネジメント改革を開始した効果とあいまって、事業規模、収益性ともに拡大、向上しており、業績の成長ペースが一段と加速している。
2015年3月期業績
上場直前期の2015年3月期業績は、売上高は前期比14.2%増の6,333百万円、営業利益は同82.6%増の372百万円、当期純利益は同102.5%増の228百万円と2ケタ増収・増益となった。売上高の拡大は、1)金融分野はネットバンクを中心に既存顧客からの受注拡大、産業・流通、公共分野は新規顧客の開拓、受注確保により、システムインテグレーション・サービスが同15.3%増の5,036百万円となった、2)クラウドコンピューティングサービスの中心であるSalesforce関連の受注が好調であったことにより、パッケージベースSI・サービスの売上高が同45.3%増の472百万円へ拡大した、ことが主要因。一方、収益面では、業績管理精度向上の取り組みを強化したことなどがプラス寄与し、利益率の改善につながったと考えられる。
一方、財務状態について見ると、過去の利益の蓄積が純資産に積み上がっており結果として、50%近い自己資本比率を維持している。また、ROEは情報サービス企業としては比較的高い2ケタの水準を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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(1)過去の業績動向
ランドコンピュータ<3924>の過去の業績動向について見ると、3度の景気後退局面??1990年代初頭のバブル崩壊、2000年代初頭のITバブル崩壊、2007年から2008年にかけてのリーマンショックによる世界同時不況??を除くと、売上高は基本的に右肩上がりの拡大トレンドとなっている。これは、同社がメインフレーム、クライアント型サーバーシステム、クラウドコンピューティングといった技術の進歩に足並みを合わせて、事業構造を柔軟に、かつタイムリーに対応・変化させた賜物と考えられる。具体的な数値が開示されている2011年3月期以降について見ると、諸島社長が就任した2014年3月期以降は、見積精度の向上といったマネジメント改革を開始した効果とあいまって、事業規模、収益性ともに拡大、向上しており、業績の成長ペースが一段と加速している。
2015年3月期業績
上場直前期の2015年3月期業績は、売上高は前期比14.2%増の6,333百万円、営業利益は同82.6%増の372百万円、当期純利益は同102.5%増の228百万円と2ケタ増収・増益となった。売上高の拡大は、1)金融分野はネットバンクを中心に既存顧客からの受注拡大、産業・流通、公共分野は新規顧客の開拓、受注確保により、システムインテグレーション・サービスが同15.3%増の5,036百万円となった、2)クラウドコンピューティングサービスの中心であるSalesforce関連の受注が好調であったことにより、パッケージベースSI・サービスの売上高が同45.3%増の472百万円へ拡大した、ことが主要因。一方、収益面では、業績管理精度向上の取り組みを強化したことなどがプラス寄与し、利益率の改善につながったと考えられる。
一方、財務状態について見ると、過去の利益の蓄積が純資産に積み上がっており結果として、50%近い自己資本比率を維持している。また、ROEは情報サービス企業としては比較的高い2ケタの水準を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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