オープンドア Research Memo(8):第3四半期以降に主要メニューの課金モデルを従量課金へ大幅移行
[16/07/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(4)2017年3月期会社計画と取り組みについて
オープンドア<3926>の2017年3月期は、売上高が前期比23.6%増の3,050百万円、営業利益は同35.4%増の1,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.8%増の690百万円と2ケタ増収・増益を見込み、前期に続き過去最高を更新する会社計画となっている。
売上高については、4月に起きた熊本地震の影響を考慮したものの、第3四半期(2016年10-12月)以降に主要メニューで課金モデルを従量課金へ大幅に移行させることによる収益向上と、空席・空室情報等の利便性が高まることによる更なるUU数の増加を見込むことから、2016年3月期と同程度の伸び率の確保を目指す計画。なお、四半期別に見た売上高は、通常、旅行シーズンの夏休み、お盆の第2四半期(7-9月)、冬休み、正月の第4四半期(1-3月)、秋の行楽シーズンの第3四半期(10-12月)、第1四半期(4-6月)の順になるが、熊本地震の影響と従量課金への移行を考慮して、第4四半期→第2四半期→第3四半期→第1四半期の順を想定している。
一方、費用については殆どが固定費の増加に止まる見通しであるため、売上総利益率は82.2%へ2.2ポイント上昇するほか、販管費比率は44.5%と1.1ポイントの低下を予想しており、結果として営業利益率は3.3ポイント上昇して37.7%になると予想している。
2017年3月期の取り組みとして、「トラベルコちゃん」(国内市場)では、既存メニューの強化、民泊、レストラン予約メニューの開始、クチコミ情報の拡充に加えて、下期に旅先で使える旅のガイドアプリをリリースする予定になっている。
一方、「Travelko」(海外・インバウンド市場)では、各国ローカル旅行会社との連携強化、民泊、パッケージツアー、オプショナルツアー予約の開始、多言語での国内クチコミ情報強化を推進する計画となっている。
2017年3月期に入ってから、同社が行った「トラベルコちゃん」、「Travelko」の取り組みは図表の通りとなっており、国内外のオンライントラベルとの連携が進んでおり、システム提供も着実に進展する格好となっている。
弊社では、業績は堅調に推移すると考えらえることから、第3四半期以降に予定されている主要メニューの従量課金への大幅移行の状況について注目する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
<HN>
(4)2017年3月期会社計画と取り組みについて
オープンドア<3926>の2017年3月期は、売上高が前期比23.6%増の3,050百万円、営業利益は同35.4%増の1,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.8%増の690百万円と2ケタ増収・増益を見込み、前期に続き過去最高を更新する会社計画となっている。
売上高については、4月に起きた熊本地震の影響を考慮したものの、第3四半期(2016年10-12月)以降に主要メニューで課金モデルを従量課金へ大幅に移行させることによる収益向上と、空席・空室情報等の利便性が高まることによる更なるUU数の増加を見込むことから、2016年3月期と同程度の伸び率の確保を目指す計画。なお、四半期別に見た売上高は、通常、旅行シーズンの夏休み、お盆の第2四半期(7-9月)、冬休み、正月の第4四半期(1-3月)、秋の行楽シーズンの第3四半期(10-12月)、第1四半期(4-6月)の順になるが、熊本地震の影響と従量課金への移行を考慮して、第4四半期→第2四半期→第3四半期→第1四半期の順を想定している。
一方、費用については殆どが固定費の増加に止まる見通しであるため、売上総利益率は82.2%へ2.2ポイント上昇するほか、販管費比率は44.5%と1.1ポイントの低下を予想しており、結果として営業利益率は3.3ポイント上昇して37.7%になると予想している。
2017年3月期の取り組みとして、「トラベルコちゃん」(国内市場)では、既存メニューの強化、民泊、レストラン予約メニューの開始、クチコミ情報の拡充に加えて、下期に旅先で使える旅のガイドアプリをリリースする予定になっている。
一方、「Travelko」(海外・インバウンド市場)では、各国ローカル旅行会社との連携強化、民泊、パッケージツアー、オプショナルツアー予約の開始、多言語での国内クチコミ情報強化を推進する計画となっている。
2017年3月期に入ってから、同社が行った「トラベルコちゃん」、「Travelko」の取り組みは図表の通りとなっており、国内外のオンライントラベルとの連携が進んでおり、システム提供も着実に進展する格好となっている。
弊社では、業績は堅調に推移すると考えらえることから、第3四半期以降に予定されている主要メニューの従量課金への大幅移行の状況について注目する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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