ホットリンク---第2四半期は赤字で通期計画を下方修正、しかし事業全般は堅調に推移。
[16/08/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ホットリンク<3680>は8月12日に2016年12月期第2四半期累計(2016年1〜6月期)決算を発表。売上高が前年同期比6.9%減の11.32億円、営業利益が5.82億円の赤字(前年同期は0.11億円の黒字)、税前利益が6.16億円の赤字(同0.38億円の赤字)、四半期純利益が6.03億円の赤字(同0.51億円の赤字)で着地した。
ソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」シリーズと、ソーシャルリスク監視ツール「e-mining」シリーズは、新規受注獲得などで拡大。インバウンド消費支援サービスも、訪日中国人の消費増加を追い風に、業容を順調に伸ばした。ソーシャル・ビックデータの販売は2桁の減収となったが、これは売上高の計上方法をグロス表示からネット表示に変更したことが主因。売上計上方法変更の影響を除く実質ベースでは堅調だった。しかし、昨年1月にM&Aしたソーシャルメディアデータ提供事業を手掛ける米国ベンチャーのEffyis社の収益性が買収時よりも低下し、のれんの減損損失5.93億円が発生。事業全般は堅調だったが、のれんの減損損失により、利益面は赤字となった。
同社は第2四半期までの業績を反映し、2016年12月期通期の業績予想を下方修正。売上高を従来の25.00億円→23.42億円(前期比6.3%減)、営業利益を0.97億円の黒字→6.45億円の赤字(前期は1.26億円の黒字)、当期純利益を0.20億円の黒字→6.67億円の赤字(同0.18億円の黒字)にそれぞれ引き下げた。ただ、下方修正の理由は、のれんの減損損失や円高による為替差損、本社の移転に伴う移転費用の発生、アジアでの事業拡大に向けて設立した子会社の運営経費の発生などであり、事業全般は堅調に推移する見通し。なお、同社は中期目標として、2020年12月期に売上高100.00億円、海外売上高比率80.0%を掲げている。
<TN>
ソーシャル・ビックデータ分析ツール「クチコミ@係長」シリーズと、ソーシャルリスク監視ツール「e-mining」シリーズは、新規受注獲得などで拡大。インバウンド消費支援サービスも、訪日中国人の消費増加を追い風に、業容を順調に伸ばした。ソーシャル・ビックデータの販売は2桁の減収となったが、これは売上高の計上方法をグロス表示からネット表示に変更したことが主因。売上計上方法変更の影響を除く実質ベースでは堅調だった。しかし、昨年1月にM&Aしたソーシャルメディアデータ提供事業を手掛ける米国ベンチャーのEffyis社の収益性が買収時よりも低下し、のれんの減損損失5.93億円が発生。事業全般は堅調だったが、のれんの減損損失により、利益面は赤字となった。
同社は第2四半期までの業績を反映し、2016年12月期通期の業績予想を下方修正。売上高を従来の25.00億円→23.42億円(前期比6.3%減)、営業利益を0.97億円の黒字→6.45億円の赤字(前期は1.26億円の黒字)、当期純利益を0.20億円の黒字→6.67億円の赤字(同0.18億円の黒字)にそれぞれ引き下げた。ただ、下方修正の理由は、のれんの減損損失や円高による為替差損、本社の移転に伴う移転費用の発生、アジアでの事業拡大に向けて設立した子会社の運営経費の発生などであり、事業全般は堅調に推移する見通し。なお、同社は中期目標として、2020年12月期に売上高100.00億円、海外売上高比率80.0%を掲げている。
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