注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、村田製、JDIなど
[16/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
メガバンク
総じて買いが優勢。日銀が今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深堀りを据える方針と伝わって以降、マイナス金利幅の拡大に伴う収益悪化への懸念を織り込んできたが、来週の決定会合での深堀りは見送られるとの見方が強まってきており、会合後の反発を見込んだ買戻しの動きも優勢になってきているとみられる。
三井不動産<8801>:2117円(前日比-43.5円)
続落。不動産セクターは昨日から軟調な動きが目立ち、本日も業種別下落率のトップになっている。14日付でジェフリーズ証券では、不動産セクターを「アンダーウェイト」として、建設セクターへの鞍替えを推奨している。不動産市場は2017年にピークを迎える可能性が高いこと、コーポレートガバナンスを改善しないかぎりデベロッパーの株価がNAVに近づく可能性は低いことなどを指摘。
JDI<6740>:167円(前日比+17円)
反発。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も200円から300円に引き上げている。第3四半期以降の業績は、欧米顧客向けの量産本格化や中国顧客向けのXOパネルの量産効果によって、急速に好転すると想定しているもよう。資金繰り問題も、融資枠拡大や顧客との契約内容の見直しで改善していることが示唆されていると指摘。
神東塗料<4615>:225円(前日比+35円)
連日の急伸。岩井コスモ証券が投資判断を新規に「A」、目標株価を320円としていることが材料視されている。確かな技術力に支えられた高付加価値製品を創出できる企業として評価すべきとしているもよう。PERやPBR水準から見て、株価の割安感は強いと考えているようだ。目標株価水準の高さ、これまでアナリストのカバレッジがなかったことから、インパクトが強まる格好に。
村田製作所<6981>:13400円(前日比+590円)
大幅続伸。アップルのiPhone7の想定以上に好調な状況が引き続きプラス材料視されている。前日には、当初の数量は予約販売の期間中に完売、予約無しの顧客はアップルストアで購入できないと発表している。アップルは昨日3.4%の上昇、4日続伸となりその間の上昇率は12%を超えている。同社のほか、アルプスなどもアップル関連として強い動きが目立っている。
エディア<3935>:2378円(売り気配)
ストップ安売り気配。17年2月期の上期(16年3-8月)業績を下方修正している。営業利益見通しは従来の1.42億円から0.18億円へと引き下げた。現在開発中の新規アライアンスタイトルにおいて、提供プラットフォームの変更に伴う追加開発などでリリースが遅れた。また、減損損失の計上もあり純損益見通しは1.12億円の黒字から0.60億円の赤字に下方修正した。なお、通期見通しについては現在精査中としている。
エニグモ<3665>:1849円(前日比+197円)
大幅続伸。岩井コスモ証券が投資判断「A」を継続し、目標株価を従来の1700円から2300円に引き上げている。上期の営業利益が大幅増益となったことを受けて、17年1月期は前期比7.3倍の営業増益を予想しているようだ。前期に行ったテレビCMの効果によりファッション通販サイト「BUYMA」の収益が好調に推移しているという。また、いちよし証券も上期決算発表を受けて通期の業績予想を引き上げている。
アライドアーキ<6081>:3235円(前日比+210円)
年初来高値更新。中国のIMS新媒体商業集団と、中国に向けた動画インフルエンサーマーケティング事業の日本国内における開発及び販売などを目的に、合弁会社の設立に関する基本合意書を締結すると発表している。同社は今年4月にIMS社と提携し、中国向けマーケティング市場へ参入した。IMS社は中国最大のSNS「微博(Weibo)」上のインフルエンサーを活用した広告配信サービス「WEIQ(ウェイキュー)」を開発・運営している。
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