カイオム Research Memo(5):事業資金を確保しつつ、初期臨床開発費用捻出のため筋肉質な組織体制構築を進める
[16/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■業績動向
(2) カイオム・バイオサイエンス<4583>の2016年12月期の業績見通し
2016年12月期の業績見通しを会社側では開示していない。創薬事業について現段階で合理的な業績予想の算定が困難なためだ。
創薬支援事業の売上高については、前期の246百万円から227百万円と若干の減少を見込んでいる。前期は旧(株)リブテックとヤクルト本社<2267>の「LIV-2008」に関するライセンス契約終了に伴う清算手続きで、24百万円の一時収入を計上しており、その反動減が主因となっている。第2四半期までの通期計画に対する進捗率は51%と順調に推移している。
今期の事業方針としては、創薬支援事業で安定的な事業資金を確保しつつ、企業価値拡大に向けた初期臨床開発費用捻出のため、筋肉質な組織体制の構築を進めることとしている。研究開発費(人件費含む)は、前期の828百万円から585百万円に抑制する計画となっており、通期でも営業損失は縮小することが見込まれる。
なお、従業員数は6月末で前期末比4名減の56名となっており、第3四半期以降も自然減により若干程度の減少が見込まれている。人員体制としてはほぼ適正水準になると見られ、人員減少に伴う固定費削減効果は、年間ベースで100百万円程度と想定される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
(2) カイオム・バイオサイエンス<4583>の2016年12月期の業績見通し
2016年12月期の業績見通しを会社側では開示していない。創薬事業について現段階で合理的な業績予想の算定が困難なためだ。
創薬支援事業の売上高については、前期の246百万円から227百万円と若干の減少を見込んでいる。前期は旧(株)リブテックとヤクルト本社<2267>の「LIV-2008」に関するライセンス契約終了に伴う清算手続きで、24百万円の一時収入を計上しており、その反動減が主因となっている。第2四半期までの通期計画に対する進捗率は51%と順調に推移している。
今期の事業方針としては、創薬支援事業で安定的な事業資金を確保しつつ、企業価値拡大に向けた初期臨床開発費用捻出のため、筋肉質な組織体制の構築を進めることとしている。研究開発費(人件費含む)は、前期の828百万円から585百万円に抑制する計画となっており、通期でも営業損失は縮小することが見込まれる。
なお、従業員数は6月末で前期末比4名減の56名となっており、第3四半期以降も自然減により若干程度の減少が見込まれている。人員体制としてはほぼ適正水準になると見られ、人員減少に伴う固定費削減効果は、年間ベースで100百万円程度と想定される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>