注目銘柄ダイジェスト(前場):コスモバイオ、GSIクレオス、新日本科学など
[16/10/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日立国際<6756>:1898円(前日比+97円)
大幅反発。日立製作所が過半数株式の売却を検討していると一部で報じられている。ポートフォリオ見直しの流れの一環と捉えられているようだ。報道では、複数の売却候補企業から関心が寄せられているとされており、同社にとってはポジティブな方向への変化が期待される形に。同様に、日立製作所が大株主で半導体製造装置を手掛けている日立ハイテクも買い優勢に。
新日本科学<2395>:669円(前日比+35円)
大幅続伸。2割出資している米創薬ベンチャーのウエーブライフサイエンスが、核酸医薬品の臨床試験を開始すると報じられている。難病に役立つとされる核酸医薬は世界で開発が進んでおり、同社ではハンチントン病を対象としているもよう。バイオ関連銘柄としての期待感があらためて高まる格好に。日本人のノーベル賞受賞を受けて、バイオ関連に関心が高まりやすいことなども支援。
GSIクレオス<8101>:120円(前日比+6円)
賑わう。生理学・医学分野でのノーベル賞の日本人受賞を受け、本日発表が予定されているノーベル物理学賞などでの受賞期待なども高まる方向になっている。同分野ではカーボンナノチューブなども有力候補とされており、関連の材料株である同社に思惑物色が向かう展開となっているようだ。
野村不動産<3231>:1633円(前日比-56円)
大幅続落。クレディ・スイス証券では、不動産デベロッパーの目標株価や投資評価を見直している。今後は長期金利の上昇、マネタリーベースの伸び率の低下が不動産価格の下落要因になると指摘。同社に関しては、投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も2200円から1800円に引き下げている。18.3期には営業減益を予想のようだ。
FRONTEO<2158>:909円(前日比+143円)
急伸。AIを活用して、がん患者に適した治療法を選んだり、患者が治療の悩みを解決したりできるサービスを、米シカゴ大学の中村教授と共同で開発すると一部報じられている。中村教授はがんの遺伝子研究で世界的に知られる人物、2年以内のサービス開始を目指すもよう。医療分野への展開を契機に、同社技術への評価が一段と高まる流れにも。
ラクス<3923>:1223円(前日比+78円)
大幅反発。三菱東京UFJ銀行の子会社であるエム・ユー・ティ・ビジネスアウトソーシング(MUTBO)と、クラウド経費清算サービスに関しての業務提携を行うと発表。開発と運用を同社が行い、三菱東京UFJ銀行とMUTBOが連携して販売する。同サービスの提供社数拡大が期待できる状況に。フィンテックサービス「クラウド帳票発行サービス」に続く協業となる。
じげん<3679>:1225円(前日比+112円)
大幅反発。いちよし証券ではレーティングを新規に「A」、フェアバリューを1700円としている。他社媒体を中心としたアグリゲーションサイトの展開から、最近ではM&Aによる自社媒体の取得・連携を図りつつあり、今後もこうした動きを強めると予想。17.3期の会社予想営業利益20.5億円に対して、21.3期には89億円にまで拡大していくと予想している。
コスモバイオ<3386>:1660円(買い気配)
買い気配。2016年のノーベル生理学・医学賞が「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大学の大隅栄誉教授に決定した。これにより、オートファジーに関連する試薬を手掛ける同社などには、関連銘柄としての関心が高まる展開になっているようだ。同社のほか、医学生物なども買い気配、東証1部のタカラバイオも買い先行の展開に。
<KS>