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FJネクスト Research Memo(7):通期業績予想を上方修正、第1四半期は大幅増収増益

注目トピックス 日本株
■業績動向

(3) 2017年3月期の業績予想

2017年3月期の業績予想についてFJネクスト<8935>は、9月26日付で上方修正を発表した。売上高を前期比9.7%増の57,000百万円、営業利益を同9.0%減の6,000百万円、経常利益を同9.3%減の6,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同6.0%減の3,900百万円と増収基調が継続するものの減益を見込んでいる。

売上高は、各事業が順調に推移する見通しである。特に、不動産開発事業における販売戸数は過去最高の1,764戸(前期比+47戸)を想定している。建設事業についても、外部受注の増加により更なる事業拡大を図る。不動産管理事業及び旅館事業も着実な伸びを見込んでいる。

一方、利益面では、前期に引き続き、土地仕入価格や建築費の高騰などによる原価率の上昇を保守的に見積もったことから営業利益率は10.5%(前期は12.7%)に大きく低下する想定となっており、増収ながら営業減益を見込んでいる。

弊社では、土地の仕入れ競争が激化しているものの、外部環境(賃貸需要及び購入需要等)が引き続き好調に推移している上、前期末の棚卸資産が順調に積み上がっていることから同社の売上高予想は十分に達成可能であるとみている。また、利益面については減益予想となっているが、前期同様、販売価格が不動産市況を反映した形で好調に推移することにより上振れる可能性にも注意する必要がある。

なお、第1四半期の業績は、売上高が前年同期比46.7%増の14,905百万円、営業利益が同50.9%増の1,764百万円、経常利益が同56.6%増の1,824百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同55.7%増の1,183百万円と大幅な増収増益となっており、順調な滑り出しとなった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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