【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家スマイルマン:決算ラッシュ前に注目しておきたい銘柄
[16/10/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家スマイルマン氏(ブログ「脱サラSの急騰銘柄監視日記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2016年10月19日20時 に執筆
株ブログ『脱サラSの急騰銘柄監視日記』を執筆しているスマイルマンと言います。
さて、日経平均は日銀によるETF買いの上限が増額された事をきっかけに急速にボラティリティが縮小されてきています。
ここ数日は売買代金も少なく、1万6700円〜1万7000円前後の狭いボックス圏で動いている事からも大型株をメインで投資している個人投資家には非常にやりにくいのではないかと思います。
しかし新興市場は大型株に比べて雰囲気も良く、値動きの軽い銘柄や材料株には短期資金が向かい急騰している銘柄が多くあります。
こういった資金が向かっている銘柄に投資するのも1つですが、この時期最も株価を動かす材料として注目されるのが決算です。特に10月末から11月半ばまでは決算ラッシュが続きますので、今思惑やテーマのみで急騰している銘柄は決算日をしっかり把握した上で取り組まないと痛い目にあう可能性が高いので注意が必要です。
今回はもうじき始まる決算ラッシュを前に個人的に注目している銘柄をいくつかご紹介したいと思います。
・ハビックス<3895>
パルプ不織布や紙おむつ、生理用ナプキン等のトップシートに使われる化合織不織布が主力の会社です。
円高メリットもある事から好調な業績が期待されます。時価総額が小さく、ファンダメンタルズを見ても割安な事からも上昇余地は大きい銘柄と言えます。
しかし1250円を超えると売り圧力が強く、上値が重たくなりますのでこのラインを超える事が出来るかどうかに注目ですね。
・リファインバース<6531>
産業廃棄物処理と廃棄物を原料とした合成樹脂を製造、販売している会社です。この再生樹脂化に関してオンリーワンの技術を持っている事から業績の成長性が高く、買いが継続的に入っています。
信用規制がかかっているにも関わらず上げている事から、現物で買われている可能性が高く、浮動株も少ない事からも株価は上昇しやすいと思っています。
11月14日に第1四半期の決算発表があり、この数字次第では株価が大きく動く可能性があり注目したいです。
短期、中長期どちらの目線でも押さえておきたい銘柄です。
・アイティフォー<4743>
独立系のシステムインテグレータです。金融機関、小売業、自治体などにネットワークソリューションを提供しています。
インターネットを利用した決済システムなどの受注も堅調に伸びています。フィンテック関連としても買いを集めやすく、好調な決算にも期待が出来るため、テーマ性と業績面で投資妙味の大きい銘柄と言えます。
また10月3日に発表された日銀短観を見ても金融機関の設備投資額が上方修正されており、こういった事からも同社の業績が想定以上に伸びる可能性が高いのではないかと個人的に見ています。
10月28日に第2四半期の決算発表予定となっており注目です。
・イーエムシステムズ<4820>
調剤薬局向けのシステムや診療所向けの電子カルテシステム等を開発、販売している会社になります。調剤薬局向けのシステムは国内首位で3割のシェアを持っています。
調剤システム事業の受注が堅調に伸びている事や連結子会社化したコスモシステムズの売上高等が寄与する事から業績は最高益更新予想となっております。
このシステム事業が高い価格競争力を持っている事に加え、開発を行っている電子カルテシステムの収益化への期待もあり、好調な決算が想定されます。
株価を見ても、第1四半期の決算を機に右肩上がりの上昇を見せており、2006年1月につけた2315円の上場来高値を伺う勢いです。
11月8日に第2四半期の決算発表予定となっており、注目です。
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執筆者名:スマイルマン
ブログ名:脱サラSの急騰銘柄監視日記
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