平山 Research Memo(8):採用体制強化によるアウトソーシング事業拡大により2ケタ増収・増益を予想
[16/11/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(3) 2017年6月期会社計画
a) 2017年6月期会社計画の概要
平山<7781>の2017年6月期業績は、売上高が前期比22.7%増の11,963百万円、営業利益は同90.8%増の244百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同814.1%増の132百万円と2ケタ増収・増益へ転換、営業利益率は2.0%へ改善を見込む会社計画となっている。
前期比で20%超の増収となるのは、主要取引先との取引が売上高で前期比5%の減少を予想するものの、1)採用体制を強化することにより既存取引先の増産対応、新規取引先(主に製造派遣)の開拓推進を図ることにより主力のアウトソーシング事業が好調に推移する、2)タイの子会社における稼働人員数の大幅増加によりその他事業が急拡大する、と見込むことが主要因。売上原価はタイの子会社を連結することが主な増加要因として働くために、同23.4%増の10,138百万円へ増加し、売上原価率も84.7%と前期に比べ0.5ポイント上昇する。一方、販管費は連結対象の拡大や採用強化の費用増等により1,581百万円へ増加するものの、伸び率は12.4%にとどまることから、販管費率は13.2%と前期に比べ1.2ポイント低下する見込み。この結果、営業利益は前期比で90%超の大幅増益を確保し、営業利益率は2.0%へ回復する予想となっている。
b)セグメント別の予想
1)アウトソーシング事業
売上高が前期比12.3%増の9,332百万円、セグメント利益は同21.2%増の993百万円と2ケタ増収・増益を予想している。主要取引先との取引は前期に比べ5%の減少を予想しておりマイナス要因として働くものの、採用強化による既存取引先の増産対応、新規取引先の開拓推進でカバーすることに加えて、現場改善コンサルティング機能との連携強化による生産現場の収益性改善で利益を確保する計画。
2)技術者派遣事業
技術者派遣に対する強いニーズを反映し売上高は前期比15.1%増の1,053百万円と2ケタ増収を見込むものの、セグメント利益は、生産技術領域への営業強化と外国人技術者の採用拡大による費用増が圧迫要因となるために、同4.3%減の44百万円と前期並みの水準にとどまる見込み。
3)その他事業
売上高は同202.3%増の1,578百万円、セグメント利益は同1,600.0%増の51百万円と大幅な増収・増益を予想している。大幅増収となるのは、タイ子会社の通期寄与と東南アジア圏での拡販を見込むことが主要因。ちなみに、海外の稼働人員数は2016年6月期の2,280人から、2017年6月期は3,300人へ増加すると予想している。加えて、コンサルティングサービスの増員・拡大、教育サービスの拡充もプラス寄与すると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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(3) 2017年6月期会社計画
a) 2017年6月期会社計画の概要
平山<7781>の2017年6月期業績は、売上高が前期比22.7%増の11,963百万円、営業利益は同90.8%増の244百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同814.1%増の132百万円と2ケタ増収・増益へ転換、営業利益率は2.0%へ改善を見込む会社計画となっている。
前期比で20%超の増収となるのは、主要取引先との取引が売上高で前期比5%の減少を予想するものの、1)採用体制を強化することにより既存取引先の増産対応、新規取引先(主に製造派遣)の開拓推進を図ることにより主力のアウトソーシング事業が好調に推移する、2)タイの子会社における稼働人員数の大幅増加によりその他事業が急拡大する、と見込むことが主要因。売上原価はタイの子会社を連結することが主な増加要因として働くために、同23.4%増の10,138百万円へ増加し、売上原価率も84.7%と前期に比べ0.5ポイント上昇する。一方、販管費は連結対象の拡大や採用強化の費用増等により1,581百万円へ増加するものの、伸び率は12.4%にとどまることから、販管費率は13.2%と前期に比べ1.2ポイント低下する見込み。この結果、営業利益は前期比で90%超の大幅増益を確保し、営業利益率は2.0%へ回復する予想となっている。
b)セグメント別の予想
1)アウトソーシング事業
売上高が前期比12.3%増の9,332百万円、セグメント利益は同21.2%増の993百万円と2ケタ増収・増益を予想している。主要取引先との取引は前期に比べ5%の減少を予想しておりマイナス要因として働くものの、採用強化による既存取引先の増産対応、新規取引先の開拓推進でカバーすることに加えて、現場改善コンサルティング機能との連携強化による生産現場の収益性改善で利益を確保する計画。
2)技術者派遣事業
技術者派遣に対する強いニーズを反映し売上高は前期比15.1%増の1,053百万円と2ケタ増収を見込むものの、セグメント利益は、生産技術領域への営業強化と外国人技術者の採用拡大による費用増が圧迫要因となるために、同4.3%減の44百万円と前期並みの水準にとどまる見込み。
3)その他事業
売上高は同202.3%増の1,578百万円、セグメント利益は同1,600.0%増の51百万円と大幅な増収・増益を予想している。大幅増収となるのは、タイ子会社の通期寄与と東南アジア圏での拡販を見込むことが主要因。ちなみに、海外の稼働人員数は2016年6月期の2,280人から、2017年6月期は3,300人へ増加すると予想している。加えて、コンサルティングサービスの増員・拡大、教育サービスの拡充もプラス寄与すると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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