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飯野海運---2Q売上高15.2%減、外航海運業や内航・近海海運業が低迷

注目トピックス 日本株
飯野海運<9119>は10月31日、2017年3月期第2四半期(16年4-9月)決算を発表。売上高が前年同期比15.2%減の418.40億円、営業利益が同21.5%減の31.34億円、経常利益が同44.7%減の19.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同51.8%減の15.35億円だった。

セグメント別では、外航海運業の売上高は前年同期比19.3%減の311.37億円、営業利益は同31.2%減の12.87億円だった。オイルタンカーと大型ガスキャリアでは、支配船腹を長期契約に継続投入することで安定収益を確保した。ケミカルタンカーでは、主要航路である中東からアジア・欧州向け輸送等では安定した輸送数量を確保する一方、パーム輸送の落ち込みに対応するため東アジアからのスポット貨物を集中的に行い稼働を維持した。その一方、ドライバルクキャリア事業では、ハンディ船において効率的な配船・運航による採算の向上に努めたものの、低水準で推移した市況などが響いた。内航・近海海運業の売上高は同14.9%減の41.01億円、営業損失は0.71億円(前年同期は2.02億円の利益)だった。近海ガス輸送は市況低迷の影響を受けて採算が悪化した。不動産業の売上高は同11.2%増の66.42億円、営業利益は同0.1%減の19.18億円だった。賃貸ビルなどは概ね順調に稼働した。

17年3月期通期については、売上高が前期比15.7%減の800.00億円、営業利益が同29.8%減の57.00億円、経常利益が同50.4%減の38.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同26.2%減の27.00億円としている。従来予想から各利益を下方修正。ドライバルクキャリア等における市況低迷を織り込んでいる。従来の通期計画は、営業利益が65.00億円、経常利益が46.00億円、当期純利益が36.00億円だった。




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