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ケネディクス---第3四半期累計決算は大きな動きはないが順調な進捗、受託資産残高と運用報酬は順調に増加

注目トピックス 日本株
ケネディクス<4321>は11月11日に2016年12月期第3四半期累計(2016年1〜9月期)決算を発表。売上高が前年同期比11.4%減の175.71億円、営業利益が同11.1%減の78.61億円、経常利益が同9.1%増の87.59億円、四半期純利益が同1.0%減の86.30億円で着地した。

主力のアセットマネジメント事業で、アクイジションフィー(取得報酬)が前年には2件のREIT新規上場を実現する等のイベントがあったこともあり、同期比61.6%減の8.82億円と減少したことが響いた。ただ、2016年9月末の受託資産残高(AUM)は1兆6821億円と2015年末の1兆6443億円から着実に増加。そこから生み出させるアセットマネジメントフィー(運用報酬)が前年同期比21.2%増の34.41億円に拡大し、引き続き安定した収益源として貢献した。不動産管理事業、不動産運営事業はともに堅調。不動産投資事業もファンド出資からの受取配当金が増加し、利益が改善した。

2016年12月期通期は売上高が前期比13.1%減の226.00億円、営業利益が同8.1%減の93.00億円、経常利益が同10.7%増の101.00億円、当期純利益が同2.0%増の100.00億円を計画。第3四半期累計決算は減収減益だったものの、営業利益の進捗率は84.5%となっており、通期計画の達成に向けて業積は順調に推移していると考えられる。なお、同社は現行の中期経営計画で、計画最終年度の2017年12月期にベース利益(アセットマネジメント事業と不動産関連事業の営業総利益合計から販売費及び一般管理費を控除した利益)を40.00億円(2016年12月期見込み値は30.00億円)に引き上げる計画だ。




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