注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、アイロム、JDIなど
[16/11/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
ガンホー<3765>:287円(前日比-16円)
大幅続落。著名製作陣による大作、新作スマホ向けRPG「セブンス・リバース」への期待感などから株価は連日の上昇を見せていたが、同ゲームアプリのリリース予定が本日となっていることもあり、一旦は短期的な出尽くし感が優勢となっているようだ。また、前日から貸借取引申込停止措置となるなど、信用規制による今後の流動性低下なども警戒視か。
メガバンク
総じて売り優勢。銀行セクターは業種別上昇率のトップになっている。米国長期金利の上昇や規制緩和期待などを背景に、足元では強い動きが目立っていたが、外部環境の改善傾向一服とともに、短期的な過熱警戒感が反映される形になっているようだ。11月9日安値から昨日高値までの上昇率は、三菱UFJが39.7%、三井住友FGが30.3%、みずほFGが22.2%であった。
JDI<6740>:250円(前日比+13円)
反発。スマホに使う見開き型の液晶を開発したと報じられている。2枚を組み合わせて、大画面で動画などを楽しめるようだ。中国大手スマホメーカーと新型端末を共同開発、来夏に製品が発売される見込みとなっている。ユーザーの使用用途が広がることになり、需要の掘り起こしにつながっていくといった期待感なども高まっていく方向に。
アイロム<2372>:1091円(買い気配)
買い気配。国立国際医療研究センター研究所と共同で、脂肪を燃やすヒトの「褐色脂肪細胞」の量産技術を開発したと報じられている。肥満などの幅広い治療法開発や創薬につながるとされている。潜在的な需要が大きい分野とみられ、ライセンス収入の拡大を通して業績インパクトは大きくなるとの見方が先行しているようだ。
ジーダット<3841>:1009円(買い気配)
ストップ高買い気配。東北大学マイクロシステム融合研究開発センターと、IoT分野のキーデバイスとなるMEMSデバイスの設計・開発を大幅に効率化するため、新たな設計環境の構築に向けた共同研究契約を締結した。自社開発の半導体液晶設計システム「SX-Meister」を提供し、MEMS設計環境に関する課題の洗い出しや最適な設計環境の模索からスタートする。1-2年後には新しいMEMSデバイス設計開発用システムの立ち上げを目指す。
CSSHD<2304>:499円(前日比-62円)
大幅反落。16年9月期決算を発表している。営業利益は前期比33.8%増の4.47億円となり、従来予想(3.80億円)を上回って着地した。ただ、第3四半期までは4.72億円で通過しており、直近の16年7-9月期(第4四半期)は営業赤字だった格好となる。また、17年9月期の通期業績については、営業利益で同13.5%減の3.87億円との見通しを示しており、ネガティブ視されているようだ。
チャームケア<6062>:4900円(前日比+550円)
大幅続伸。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は12月31日(実質上12月30日)。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。株価は寄り付きから上げ幅を拡大し、一時4850円まで上昇する場面があった。
アンビション<3300>:950円(前日比+150円)
ストップ高。SJI<2315>とブロックチェーンの実証実験を共同で開始すると発表している。不動産賃貸の権利の発行・流通をモデルにブロックチェーンの可用性と安全性について、具体的なデータ登録やシステム動作等を確認するもの。今回の協業でSJIはブロックチェーンの実証実験システムサポートのノウハウをさらに蓄積することができ、アンビションは将来の不動産ビジネスの可能性を検討することができるとしている。
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