ボルテージ Research Memo(8):17/6期1Qは“既存展開”減少により減収も、経費削減により赤字縮小
[16/11/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(1) 2017年6月期1Q結果
ボルテージ<3639>の2017年6月期第1四半期決算は、売上高2,469百万円(前年同期比11.2%減)、営業損失51百万円(前年同期は営業損失75百万円)、経常損失62百万円(前年同期は経常損失83百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失57百万円(前年同期は純損失75百万円)で着地した。
売上高が前年同期比で減収となったのは、収益源である“既存展開”の売上高が前年同期比25.5%減の1,752百万円にとどまったことが響いている。“新展開”と“新規モデル”の売上高はそれぞれ前年同期比増収となったものの、“既存展開”の減収分を埋め合わせるには至らなかった。
一方利益面では、今期からスタートした『3年戦略』のもと、費用のミニマム化に努めたことが奏功して営業損失を始め、各利益項目の損失は前年同期から縮小した。費用の科目別では広告宣伝費が前年同期比54.0%減となり、費用全体の削減に大きく貢献した。
“既存展開”が減収となった背景には、“F2P”では2016年6月期第4四半期に中断された横断施策に代わる新横断施策を今第1四半期に投入したものの、想定したラインまで持ち直し切れなかったことが挙げられる。また、“P2P”でも更新を停止したタイトルの売上高の減少が、同社の想定以上に急激かつ大きかったことも減収要因となった。一方営業利益については、テレビCMの抑制等により前年同期比で増加する結果となった。
新展開では『ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜』(以下、『ダウト』)が好調をキープしており、“L10N”の一部タイトルの不振を吸収して前年同期比で増収を確保した。営業損益では、『ダウト』のテレビCM出稿等により経費が増加したため、営業損失は前年同期並みとなった。
新規モデルは“サスペンス”の増収と、2016年6月期第4四半期にローンチした“パズルアクションゲーム”『LOVE☆スクランブル』の積み上げにより、前年同期比で大幅な増収となった。利益面では、『LOVE☆スクランブル』開始に伴う費用増等により、営業損失は前年同期並みとなった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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(1) 2017年6月期1Q結果
ボルテージ<3639>の2017年6月期第1四半期決算は、売上高2,469百万円(前年同期比11.2%減)、営業損失51百万円(前年同期は営業損失75百万円)、経常損失62百万円(前年同期は経常損失83百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失57百万円(前年同期は純損失75百万円)で着地した。
売上高が前年同期比で減収となったのは、収益源である“既存展開”の売上高が前年同期比25.5%減の1,752百万円にとどまったことが響いている。“新展開”と“新規モデル”の売上高はそれぞれ前年同期比増収となったものの、“既存展開”の減収分を埋め合わせるには至らなかった。
一方利益面では、今期からスタートした『3年戦略』のもと、費用のミニマム化に努めたことが奏功して営業損失を始め、各利益項目の損失は前年同期から縮小した。費用の科目別では広告宣伝費が前年同期比54.0%減となり、費用全体の削減に大きく貢献した。
“既存展開”が減収となった背景には、“F2P”では2016年6月期第4四半期に中断された横断施策に代わる新横断施策を今第1四半期に投入したものの、想定したラインまで持ち直し切れなかったことが挙げられる。また、“P2P”でも更新を停止したタイトルの売上高の減少が、同社の想定以上に急激かつ大きかったことも減収要因となった。一方営業利益については、テレビCMの抑制等により前年同期比で増加する結果となった。
新展開では『ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜』(以下、『ダウト』)が好調をキープしており、“L10N”の一部タイトルの不振を吸収して前年同期比で増収を確保した。営業損益では、『ダウト』のテレビCM出稿等により経費が増加したため、営業損失は前年同期並みとなった。
新規モデルは“サスペンス”の増収と、2016年6月期第4四半期にローンチした“パズルアクションゲーム”『LOVE☆スクランブル』の積み上げにより、前年同期比で大幅な増収となった。利益面では、『LOVE☆スクランブル』開始に伴う費用増等により、営業損失は前年同期並みとなった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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