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注目銘柄ダイジェスト(前場):JDI、FVC、SMCなど(訂正)

注目トピックス 日本株


SMC<6273>:27255円(前日比-2240円)
急落。空売りファンドのWell Investments Researchが同社株に関して、「会計神話をパンクさせよ」という強い売り推奨のレポートを公開した。同レポートは、売上棚卸資産及び現預金残高の過大計上などを同社が覆い隠してきたと主張する内容となっている。目標株価が4484〜15145円、現在株価から51〜85%の下落余地があるとしていることもあり、不安感から売りが先行したようだ。

シーズHD<4924>:3150円(前日比+271円)
急伸で上昇率2位。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は17.9億円で前年同期比4.9倍となり、上半期計画は従来の21億円から28億円に上方修正している。高単価商品の販売増加に伴う収益性の向上、販売促進費の減少などが上振れ決算の背景に。実績数値のコンセンサスは5億円程度であったとみられ、想定外の好決算にポジティブサプライズが強まる格好となっている。

NTT都市<8933>:1069円(前日比+34円)
反発。シティグループ証券では不動産セクターのセクタービューを「弱気」から「中立」に引き上げ、各社の目標株価を一斉に引き上げている。とりわけ、同社の投資判断を「3」から「1」に2段階格上げるとともに、目標株価も780円から1300円に引き上げ、トップピックと評価している。事業環境好転などによる株価の割安感の修正余地は大きいと考えているもよう。

JDI<6740>:337円(前日比+17円)
買い先行後は伸び悩み。JOLEDを子会社化するとの報道が伝わっている。加えて、産業革新機構から750億円の資金支援を受けるともされている。有機EL事業の拡大が期待されるほか、財務体質の改善も期待されるが、方向性は織り込み済みであり、こうした期待感が高まる状況にはなっていない。同社への救済色が強いとされているほか、CB発行による潜在的な希薄化懸念なども。

平田機工<6258>:6200円(前日比+460円)
急反発。JDI<6740>がJOLEDを子会社にすると一部メディアで報じられており、有機EL関連の一角として物色が向かっているようだ。JOLEDはパナソニック<6752>とソニー<6758>の有機ELパネル事業を統合して設立された。また、平田機工の株価は前日までの5営業日で計1210円下落しており、短期的な下げ過ぎ感も意識されているもよう。

FVC<8462>:1730円(前日比-244円)
3営業日ぶりにザラ場で売買成立。12月8日の取引時間終了後、19日に予定されていたZMPの上場延期が発表され、その後2営業日連続でストップ安比例配分となっていた。本日はストップ安水準となる1574円で売買が成立すると、その後やや下げ渋る展開となっている。ZMPの目論見書によれば、FVCの運用ファンドはZMPの株式240万株(発行済株式総数の6.2%、潜在株式を除く)を保有している。

DDS<3782>:410円(前日比+29円)
大幅反発。17年2月よりオリックス自動車から販売される高齢者運転見守りシステムの設計及び技術協力を行っていると公表している。従来提供している事業者用運行管理システム「eテレマ」の車載器、サーバー、WEB、通信等を進化させた個人向けテレマシステムという。全地球測位システム(GPS)を搭載し位置ごとの速度超過をはじめ急発進等の危険運転のリスクを早期に認識し、認知症や体調の異変をメール等で家族などに知らせる。

ブラス<2424>:1833円(前日比+196円)
大幅反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は12月31日(実質的には12月30日)。同時に発表した16年8-10月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比21.4%増の21.96億円、営業利益が同21.7%増の3.41億円だった。17年7月期の通期業績については、営業利益で前期比35.0%増の8.24億円とする従来予想を据え置いている。


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