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樹脂成形加工メーカーの天昇電気工業<6776>は10日、2017年3月期第3四半期（16年4-12月）決算を発表した。売上高が前年同期比2.1%増の112.48億円、営業利益が同95.9%増の9.13億円、経常利益が同143.7%増の9.76億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同57.1%増の5.37億円だった。

売上拡大に向けた営業強化と生産効率の向上を図った結果、売上高は堅調に推移し増収となった。利益面においても、生産性を高めるための工程改善、省力化の推進及び原材料効率化等の原価低減効果により、大幅な増益となった。

セグメント別では、日本成形関連事業の自動車部品においては、新機種の量産開始等もあり引き続き堅調に推移した。物流産業資材は、復興需要が終息したものの、物流用資材や雨水貯留浸透用製品が好調に推移して増収となっている。中国成形関連事業では、物流産業資材及び機構品部品の売上拡大に努めているものの、厳しい状況が続いたため大幅な減収に。工場経費を中心とした徹底的な原価削減を推進するも及ばなかった。不動産関連事業は、相模原市、伊賀市、伊那市所在の賃貸建物及び二本松市所在の土地から構成しており、売上・利益ともに堅調に着地した。

17年3月期通期については、売上高が前期比4.3%増の158.00億円、営業利益が同33.9%増の9.50億円、経常利益が同35.6%増の8.00億円、当期純利益が同11.3%減の4.00億円とする、16年11月に上方修正した通期連結業績予想を据え置いている。




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