シノケンG Research Memo(6):2016年12月期は過去最高業績を大幅更新
[17/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2016年12月期の業績概要
シノケングループ<8909>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比47.6%増の81,294百万円、営業利益が同55.2%増の10,570百万円、経常利益が同53.4%増の9,895百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.8%増の6,662百万円となった。7期連続で増収増益、3期連続の過去最高売上高、5期連続の過去最高益を更新する好決算となった。
マイナス金利導入の影響により金融機関の融資条件が緩和されるなか、資金運用手段として投資用アパートやマンションなどの需要が拡大し、いずれも過去最高の販売実績となったこと、また、連動して不動産賃貸管理事業や金融・保証関連事業等のストックビジネスも好調に推移し、すべての事業セグメントで過去最高益を達成した。売上総利益率は増収効果によって前期比で0.5ポイント上昇の23.7%となった。販管費も前期比46.3%増と大幅に増加したが、これは1)アパート販売事業拡大のための用地仕入れ要員の増員、2)2016年1月に買収したアップルケアの新規連結、3)2016年1月からの積極的なテレビCMの投下、などによる。12月末の従業員数(パート、アルバイトを含む)は、873人(前期末比238人増)と大幅に増加したが、増加分の約70人はアップルケアの新規連結によるものとなっている。また、業容拡大に伴う金融費用が増加し、前期比で315百万円悪化したものの、本業の利益増でカバーし、経常利益ベースでも大幅増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
1. 2016年12月期の業績概要
シノケングループ<8909>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比47.6%増の81,294百万円、営業利益が同55.2%増の10,570百万円、経常利益が同53.4%増の9,895百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同49.8%増の6,662百万円となった。7期連続で増収増益、3期連続の過去最高売上高、5期連続の過去最高益を更新する好決算となった。
マイナス金利導入の影響により金融機関の融資条件が緩和されるなか、資金運用手段として投資用アパートやマンションなどの需要が拡大し、いずれも過去最高の販売実績となったこと、また、連動して不動産賃貸管理事業や金融・保証関連事業等のストックビジネスも好調に推移し、すべての事業セグメントで過去最高益を達成した。売上総利益率は増収効果によって前期比で0.5ポイント上昇の23.7%となった。販管費も前期比46.3%増と大幅に増加したが、これは1)アパート販売事業拡大のための用地仕入れ要員の増員、2)2016年1月に買収したアップルケアの新規連結、3)2016年1月からの積極的なテレビCMの投下、などによる。12月末の従業員数(パート、アルバイトを含む)は、873人(前期末比238人増)と大幅に増加したが、増加分の約70人はアップルケアの新規連結によるものとなっている。また、業容拡大に伴う金融費用が増加し、前期比で315百万円悪化したものの、本業の利益増でカバーし、経常利益ベースでも大幅増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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