【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株番長:株番長が注目しているTOPIXコア30構成銘柄
[17/04/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株番長氏(ブログ「株番長の注目銘柄」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年4月11日12時に執筆
日本の大企業の中でも選りすぐりの優良企業を集めたTOPIXコア30は、株式投資を行う上で欠かすことのできない株価指数だ。TOPIXコア30に選ばれている企業の株式の動向に注目しておくことで、株式市場全体のトレンドを知ることができるぞ。今回はTOPIXコア30とは何かから始まり、注目すべき関連銘柄をご紹介しようと思うぞ。
■TOPIXコア30とは
TOPIXコア30とは、東京証券取引所第一部に上場する全銘柄のうち、時価総額と流動性の観点で区分した7つの株価指数(TOPIXニューインデックスシリーズ)の1つだ。TOPIXコア30は、特に時価総額が大きく流動性が高い30銘柄によって構成されており、大型株を中心とした銘柄となっているぞ。またよく使われるものにTOPIX100というものもあるが、これはTOPIXコア30の銘柄も含めた大型株100銘柄で構成されているぞ。
TOPIXコア30の構成銘柄の時価総額は東証1部全体の時価総額の約3割を占めると言われており株式市場に与える影響がそれだけ大きいことが計り知れる。この指数は大型株の動向を見るための代表的な指数として日々ニュースで取り上げられるため、注目するといいだろう。
TOPIXコア30は、株式市場の動向を適切に反映するため定期的に見直しが行われているぞ。現状は毎年1回構成銘柄の見直しが行われており、直近ではキーエンス<6861>が新たに加えられ、野村ホールディングス<8604>が除外された。
■TOPIXコア30に連動するETFの魅力
TOPIXコア30を構成する個別銘柄は前述したように大型株が多いため、投資家の多くは大手の機関投資家によって構成されており、個人投資家にとってはやや敷居が高いのも事実だな。しかしTOPIXコア30に連動する上場投資信託(ETF)であれば、個人投資家でも小口から購入可能であるため手軽に投資をすることができるぞ。
このようなTOPIXコア30に連動する上場投資信託は、野村アセットマネジメントや三菱UFJ投信株式会社などから販売されているぞ。これまでのヒストリカルデータを見ると、日銀も買い入れているTOPIX連動型ETFに比べると、大型で比較的株価が安定的に推移する銘柄を中心に構成されているため、値下がりが少ない分値上がり幅も小さくキャピタルゲインという点では劣っている。しかし、配当利回りに注目するとTOPIX連動型に比べて高い配当利回りを保っている。このことから、TOPIXコア30連動型ETFは長期の安定的な資産運用を目的とした個人投資家にとって魅力のあるETFと言えるな。
■TOPIXコア30構成銘柄が注目されている理由
TOPIXコア30を構成する銘柄は、数ある日本の大企業の中でも特に優良で大型の企業を選出しているため、相場が不透明な環境でも安心感を持って投資することができるぞ。特に今のように米国の政策不透明感が日本の株式市場に大きく影響しているような場面では、注目を集めやすい銘柄だ。
この構成銘柄は、リスクが高いと言われる株式投資の中では、ローリスクローリターンの比較的安全な投資になると考えられる。というのも銘柄は既に成熟した企業であり、新興企業のように高い成長見通しや期待感により急騰するということが見込み辛い。その一方で、不正や事故など万が一のことがなければ株価が突然急落する可能性も低いためだ。
また、日銀がTOPIX連動型ETFを大規模に買い入れている中で、代替としてTOPIXコア30連動型のETFを投資対象にする機関投資家が出てくるかもしれないぞ。ETFが人気化すれば、構成銘柄もパラレルに上昇する可能性があり要注目だ。
■TOPIXコア30構成銘柄
<6758>ソニー
AV機器大手の言わずと知れた電気機器メーカーだ。ゲーム、映画、イメージセンサー、音楽分野に重点を置いている。PS4が好調のほか、中国スマートフォン向けの半導体が好調で営業益は高水準だ。2017年3月には格付け機関のS&Pが経営効率の改善を評価し、格上げを実施したことを受け、株価は堅調に伸びている。
<7751>キヤノン
カメラ・事務機器の最大手企業だ。大手証券会社のJPモルガンが今後の増益を見込んで投資判断を引き上げたことから株価は上昇傾向にあるぞ。また、野村証券も同社の扱うフラットパネルディスプレーで大幅増益を見込むとコメントしている。財務状況が非常に健全な企業としても知られているため、安心して投資できる銘柄だな。
<4502>武田薬品工業
国内の製薬企業首位の企業だ。「がん」や中枢神経、消化器分野に重点を置いており、これらの分野で海外企業のM&Aや事業売却による選択と手中を活発に行なっているぞ。2017年3月30日にモルガン・スタンレーMUFG証券がコスト構造改革や新薬の成長により今後も安定的な成長が見込めるとしてレーティングを格上げ、目標株価の引き上げを行った。これを受けて足元の株価はポジティブに反応しているぞ。
■まとめ
TOPIXコア30の関連銘柄は見てもらえばわかるように、名だたる企業ばかりだな。一口の金額が大きいため、比較的リスクの低い投資先とは言えど、資金の分散は慎重に行うことをお勧めするぞ。
その他にも、注目銘柄ブログで注目テーマ株、個人的に注目している個別銘柄情報を幅広く紹介している。トランプ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、自動運転車関連銘柄、IoT関連銘柄、人工知能関連銘柄、などに関する情報も日々更新しているので是非チェックくれ!検索サイトで「株番長の注目銘柄」と検索してもらえればブログが読めるぞ。
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執筆者名:株番長
ブログ名:株番長の注目銘柄
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※2017年4月11日12時に執筆
日本の大企業の中でも選りすぐりの優良企業を集めたTOPIXコア30は、株式投資を行う上で欠かすことのできない株価指数だ。TOPIXコア30に選ばれている企業の株式の動向に注目しておくことで、株式市場全体のトレンドを知ることができるぞ。今回はTOPIXコア30とは何かから始まり、注目すべき関連銘柄をご紹介しようと思うぞ。
■TOPIXコア30とは
TOPIXコア30とは、東京証券取引所第一部に上場する全銘柄のうち、時価総額と流動性の観点で区分した7つの株価指数(TOPIXニューインデックスシリーズ)の1つだ。TOPIXコア30は、特に時価総額が大きく流動性が高い30銘柄によって構成されており、大型株を中心とした銘柄となっているぞ。またよく使われるものにTOPIX100というものもあるが、これはTOPIXコア30の銘柄も含めた大型株100銘柄で構成されているぞ。
TOPIXコア30の構成銘柄の時価総額は東証1部全体の時価総額の約3割を占めると言われており株式市場に与える影響がそれだけ大きいことが計り知れる。この指数は大型株の動向を見るための代表的な指数として日々ニュースで取り上げられるため、注目するといいだろう。
TOPIXコア30は、株式市場の動向を適切に反映するため定期的に見直しが行われているぞ。現状は毎年1回構成銘柄の見直しが行われており、直近ではキーエンス<6861>が新たに加えられ、野村ホールディングス<8604>が除外された。
■TOPIXコア30に連動するETFの魅力
TOPIXコア30を構成する個別銘柄は前述したように大型株が多いため、投資家の多くは大手の機関投資家によって構成されており、個人投資家にとってはやや敷居が高いのも事実だな。しかしTOPIXコア30に連動する上場投資信託(ETF)であれば、個人投資家でも小口から購入可能であるため手軽に投資をすることができるぞ。
このようなTOPIXコア30に連動する上場投資信託は、野村アセットマネジメントや三菱UFJ投信株式会社などから販売されているぞ。これまでのヒストリカルデータを見ると、日銀も買い入れているTOPIX連動型ETFに比べると、大型で比較的株価が安定的に推移する銘柄を中心に構成されているため、値下がりが少ない分値上がり幅も小さくキャピタルゲインという点では劣っている。しかし、配当利回りに注目するとTOPIX連動型に比べて高い配当利回りを保っている。このことから、TOPIXコア30連動型ETFは長期の安定的な資産運用を目的とした個人投資家にとって魅力のあるETFと言えるな。
■TOPIXコア30構成銘柄が注目されている理由
TOPIXコア30を構成する銘柄は、数ある日本の大企業の中でも特に優良で大型の企業を選出しているため、相場が不透明な環境でも安心感を持って投資することができるぞ。特に今のように米国の政策不透明感が日本の株式市場に大きく影響しているような場面では、注目を集めやすい銘柄だ。
この構成銘柄は、リスクが高いと言われる株式投資の中では、ローリスクローリターンの比較的安全な投資になると考えられる。というのも銘柄は既に成熟した企業であり、新興企業のように高い成長見通しや期待感により急騰するということが見込み辛い。その一方で、不正や事故など万が一のことがなければ株価が突然急落する可能性も低いためだ。
また、日銀がTOPIX連動型ETFを大規模に買い入れている中で、代替としてTOPIXコア30連動型のETFを投資対象にする機関投資家が出てくるかもしれないぞ。ETFが人気化すれば、構成銘柄もパラレルに上昇する可能性があり要注目だ。
■TOPIXコア30構成銘柄
<6758>ソニー
AV機器大手の言わずと知れた電気機器メーカーだ。ゲーム、映画、イメージセンサー、音楽分野に重点を置いている。PS4が好調のほか、中国スマートフォン向けの半導体が好調で営業益は高水準だ。2017年3月には格付け機関のS&Pが経営効率の改善を評価し、格上げを実施したことを受け、株価は堅調に伸びている。
<7751>キヤノン
カメラ・事務機器の最大手企業だ。大手証券会社のJPモルガンが今後の増益を見込んで投資判断を引き上げたことから株価は上昇傾向にあるぞ。また、野村証券も同社の扱うフラットパネルディスプレーで大幅増益を見込むとコメントしている。財務状況が非常に健全な企業としても知られているため、安心して投資できる銘柄だな。
<4502>武田薬品工業
国内の製薬企業首位の企業だ。「がん」や中枢神経、消化器分野に重点を置いており、これらの分野で海外企業のM&Aや事業売却による選択と手中を活発に行なっているぞ。2017年3月30日にモルガン・スタンレーMUFG証券がコスト構造改革や新薬の成長により今後も安定的な成長が見込めるとしてレーティングを格上げ、目標株価の引き上げを行った。これを受けて足元の株価はポジティブに反応しているぞ。
■まとめ
TOPIXコア30の関連銘柄は見てもらえばわかるように、名だたる企業ばかりだな。一口の金額が大きいため、比較的リスクの低い投資先とは言えど、資金の分散は慎重に行うことをお勧めするぞ。
その他にも、注目銘柄ブログで注目テーマ株、個人的に注目している個別銘柄情報を幅広く紹介している。トランプ関連銘柄、フィンテック関連銘柄、VR関連銘柄、ドローン関連銘柄、自動運転車関連銘柄、IoT関連銘柄、人工知能関連銘柄、などに関する情報も日々更新しているので是非チェックくれ!検索サイトで「株番長の注目銘柄」と検索してもらえればブログが読めるぞ。
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執筆者名:株番長
ブログ名:株番長の注目銘柄
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