ゴルフ・ドゥ Research Memo(5):ゴルフリユース事業では競争力強化のための新たな施策を実施
[17/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
2. 事業の動向について
(1) ゴルフリユース事業の動向
ゴルフリユース事業の継続的な収益性向上を実現するために、ゴルフ・ドゥ<3032>では外部企業との連携も含めた競争力強化のための新たな施策に積極的に取り組んでいる。
a) 購買実績データの活用
基本となるのは、全国に展開している直営店並びにフランチャイズ店のPOSシステムとWebシステムの連動による店舗在庫表示システムに長年蓄積してきた大量の購買実績データの活用である。ゴルフリユース事業に特化してきた同社だから持ち得るこの社内ビッグデータを有効活用することで、中古クラブのきめ細かいプライシングが可能となり、利益率向上に貢献している。
b) 売り場の見直し
長年ゴルフリユース事業に特化してきた同社は、数多くの中古クラブを買い取ることで顧客との信頼関係を構築してきたが、そこで重要となってくるのが長期在庫商品の減少である。購買実績データに基づいた中古クラブのきめ細かいプライシングを生かすためには、顧客との最終接点となる売り場の充実が必要と考えていることから、売り場づくりに欠かせないビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の考え方に基づいて、売り場のレイアウト変更や商品の陳列の見直しなどを進めている。
c) 外部企業との連携
同社は2017年4月以降外部企業との積極的な業務提携の動きを見せている。これは新・中期5ヶ年経営計画実現に向けた、新たなビジネスモデル確立のための動きである。具体的には、2017年4月11日に発表された(株)ブランドオフとのゴルフクラブ買取に関する業務提携と2017年5月15日に発表されたバリューゴルフ<3931>との相互プロモーション活動に関する業務提携である。
「ブランドオフ」とのゴルフクラブ買取に関する業務提携においては、「ブランドオフ」で買取したゴルフクラブは、すべて同社が引き取ることにより、「ブランドオフ」は在庫負担がなくなり、同社は商品の仕入ルートが増えることになる。特に新規出店時に必要となる在庫確保に結び付くことが期待できるなど、相互にとってメリットがある業務提携となることが期待されている。「バリューゴルフ」との相互プロモーション活動に関する業務提携においては、ゴルフという共通の事業領域において、相手方の事業を促進・拡充させるためのプロモーション活動を行うなど、相互にとってメリットがある業務提携となることが期待されている。同社は成長戦略において、外部企業との業務提携は重要な要素であると考えていることから、両社との業務提携結果を踏まえながら、今後も他社との業務提携を推進していくことを検討している。
(2) 新規ウェルネス事業の動向
新規ウェルネス事業では、今までに「ルアンルアン 柏モディ店」、「ルアンルアン ヨドバシAKIBA店」の2店舗をオープンさせているが、2018年3月期は都内を中心に新たに5店舗のオープンが予定されている。今後新規ウェルネス事業を同社の新たな収益基盤にするためには、環境変化や事業結果などを踏まえながら、着実に出店を進めていくことが重要であると考えている。さらに、ゴルフリユース事業とのシナジー効果が期待される新たな動きが2017年5月29日に発表された。ゴルフの飛距離アップ効果に特化した「ゴルファーズストレッチ」という新たな施術サービスを「ゴルフ・ドゥ!」直営店に導入するという内容である。新規ウェルネス事業でリラクゼーションサロン「ルアンルアン」を行っている同社ならではのサービスであり、顧客満足度向上だけでなく、顧客の定期的な店舗訪問の動機付けにつながる可能性があるなど、他社との大きな差別化要因になることが期待されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 長谷川 進)
<NB>
2. 事業の動向について
(1) ゴルフリユース事業の動向
ゴルフリユース事業の継続的な収益性向上を実現するために、ゴルフ・ドゥ<3032>では外部企業との連携も含めた競争力強化のための新たな施策に積極的に取り組んでいる。
a) 購買実績データの活用
基本となるのは、全国に展開している直営店並びにフランチャイズ店のPOSシステムとWebシステムの連動による店舗在庫表示システムに長年蓄積してきた大量の購買実績データの活用である。ゴルフリユース事業に特化してきた同社だから持ち得るこの社内ビッグデータを有効活用することで、中古クラブのきめ細かいプライシングが可能となり、利益率向上に貢献している。
b) 売り場の見直し
長年ゴルフリユース事業に特化してきた同社は、数多くの中古クラブを買い取ることで顧客との信頼関係を構築してきたが、そこで重要となってくるのが長期在庫商品の減少である。購買実績データに基づいた中古クラブのきめ細かいプライシングを生かすためには、顧客との最終接点となる売り場の充実が必要と考えていることから、売り場づくりに欠かせないビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の考え方に基づいて、売り場のレイアウト変更や商品の陳列の見直しなどを進めている。
c) 外部企業との連携
同社は2017年4月以降外部企業との積極的な業務提携の動きを見せている。これは新・中期5ヶ年経営計画実現に向けた、新たなビジネスモデル確立のための動きである。具体的には、2017年4月11日に発表された(株)ブランドオフとのゴルフクラブ買取に関する業務提携と2017年5月15日に発表されたバリューゴルフ<3931>との相互プロモーション活動に関する業務提携である。
「ブランドオフ」とのゴルフクラブ買取に関する業務提携においては、「ブランドオフ」で買取したゴルフクラブは、すべて同社が引き取ることにより、「ブランドオフ」は在庫負担がなくなり、同社は商品の仕入ルートが増えることになる。特に新規出店時に必要となる在庫確保に結び付くことが期待できるなど、相互にとってメリットがある業務提携となることが期待されている。「バリューゴルフ」との相互プロモーション活動に関する業務提携においては、ゴルフという共通の事業領域において、相手方の事業を促進・拡充させるためのプロモーション活動を行うなど、相互にとってメリットがある業務提携となることが期待されている。同社は成長戦略において、外部企業との業務提携は重要な要素であると考えていることから、両社との業務提携結果を踏まえながら、今後も他社との業務提携を推進していくことを検討している。
(2) 新規ウェルネス事業の動向
新規ウェルネス事業では、今までに「ルアンルアン 柏モディ店」、「ルアンルアン ヨドバシAKIBA店」の2店舗をオープンさせているが、2018年3月期は都内を中心に新たに5店舗のオープンが予定されている。今後新規ウェルネス事業を同社の新たな収益基盤にするためには、環境変化や事業結果などを踏まえながら、着実に出店を進めていくことが重要であると考えている。さらに、ゴルフリユース事業とのシナジー効果が期待される新たな動きが2017年5月29日に発表された。ゴルフの飛距離アップ効果に特化した「ゴルファーズストレッチ」という新たな施術サービスを「ゴルフ・ドゥ!」直営店に導入するという内容である。新規ウェルネス事業でリラクゼーションサロン「ルアンルアン」を行っている同社ならではのサービスであり、顧客満足度向上だけでなく、顧客の定期的な店舗訪問の動機付けにつながる可能性があるなど、他社との大きな差別化要因になることが期待されている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 長谷川 進)
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