三栄コポ Research Memo(2):70年を超える歴史を持つ高付加価値商品に特化した多機能商社
[17/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要と沿革
三栄コーポレーション<8119>は、1946年に装飾品の輸出業務を目的に大阪で創業され、70年以上の歴史を持つ。現在では、生活関連用品全般を扱い、製造・輸出入・卸・小売りまでのサプライチェーンを幅広く手がけ、海外には20ヶ所の海外拠点、国内直営小売店84店舗を持つ多機能な商社に成長した。欧州の差別化されたブランドの日本導入や、良品計画に代表されるこだわりある商品のOEM調達など、付加価値の高い商品を取り扱う点で個性が明確である。
2. 事業構成
同社の事業セグメントは、「家具・家庭用品事業」、「服飾雑貨事業」、「家電事業」、「その他」に分類される。「家具・家庭用品事業」は国内外の大手企業に対してOEM製品を調達する事業がメインである。2017年3月期において全社売上高の55.1%、営業利益の84.1%を占めた。「服飾雑貨事業」は、ビルケンシュトック(サンダル)やキプリング(バッグ)など販売権を持つブランド商品の輸入販売及び国内外向けOEM事業を行っている。当該セグメントは全社売上高の27.3%、営業利益の26.7%。「家電事業」は、OEM製品調達とブランドビジネスの両方があり、ブランドとしては、ビタントニオ(調理家電)やモッズヘア(理美容家電)が主力である。全社売上高の12.2%、営業利益の8.5%である。「その他」の事業セグメントはペット商材などを取り扱い、全社売上高の5.4%、セグメント利益はマイナスだった。
また、ビジネスモデルの面では、ブランド事業とOEM事業に分類される。ブランド事業は、海外ブランドや自社ブランド商品の卸売・小売りを主に国内で展開している。歴史があり日本で紹介されていない秀逸なブランドを扱い、総じて収益性が高い。全社売上の25.5%(2017年3月期)であるが、将来的には40%程度を目指す。OEM事業は、顧客企業のニーズに合う商品の商品仕様検討、工場選定、価格交渉、生産管理、輸出入/物流など調達業務を行う。長年の海外展開で構築されたアジアにおける製造ネットワークと自社スタッフによる生産管理が強みである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<NB>
1. 会社概要と沿革
三栄コーポレーション<8119>は、1946年に装飾品の輸出業務を目的に大阪で創業され、70年以上の歴史を持つ。現在では、生活関連用品全般を扱い、製造・輸出入・卸・小売りまでのサプライチェーンを幅広く手がけ、海外には20ヶ所の海外拠点、国内直営小売店84店舗を持つ多機能な商社に成長した。欧州の差別化されたブランドの日本導入や、良品計画に代表されるこだわりある商品のOEM調達など、付加価値の高い商品を取り扱う点で個性が明確である。
2. 事業構成
同社の事業セグメントは、「家具・家庭用品事業」、「服飾雑貨事業」、「家電事業」、「その他」に分類される。「家具・家庭用品事業」は国内外の大手企業に対してOEM製品を調達する事業がメインである。2017年3月期において全社売上高の55.1%、営業利益の84.1%を占めた。「服飾雑貨事業」は、ビルケンシュトック(サンダル)やキプリング(バッグ)など販売権を持つブランド商品の輸入販売及び国内外向けOEM事業を行っている。当該セグメントは全社売上高の27.3%、営業利益の26.7%。「家電事業」は、OEM製品調達とブランドビジネスの両方があり、ブランドとしては、ビタントニオ(調理家電)やモッズヘア(理美容家電)が主力である。全社売上高の12.2%、営業利益の8.5%である。「その他」の事業セグメントはペット商材などを取り扱い、全社売上高の5.4%、セグメント利益はマイナスだった。
また、ビジネスモデルの面では、ブランド事業とOEM事業に分類される。ブランド事業は、海外ブランドや自社ブランド商品の卸売・小売りを主に国内で展開している。歴史があり日本で紹介されていない秀逸なブランドを扱い、総じて収益性が高い。全社売上の25.5%(2017年3月期)であるが、将来的には40%程度を目指す。OEM事業は、顧客企業のニーズに合う商品の商品仕様検討、工場選定、価格交渉、生産管理、輸出入/物流など調達業務を行う。長年の海外展開で構築されたアジアにおける製造ネットワークと自社スタッフによる生産管理が強みである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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