グリムス Research Memo(6):2018年3月期は5期連続の増収増益を予想
[17/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
グリムス<3150>は、2018年3月期通期の連結業績も増収増益を予想し、実現すれば2014年3月期から5期連続の増収増益となる見通しだ。売上高で前期比26.6%増の9,000百万円、営業利益で同10.4%増の830百万円、経常利益で同14.7%増の920百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同10.6%増の559百万円を見込む。
セグメント別には、エネルギーコストソリューション事業の売上高は前期比9.6%増の3,688百万円、営業利益は同27.2%増の1,177百万円を予想する。同事業では、電子ブレーカーのリプレイスや各種省エネ設備の販売を強化する。電子ブレーカーのリース契約満了顧客(7年契約)の増加に伴いリプレイス(再契約)の増加が見込まれ、エネルギーマネジメントシステムの売上件数(累計)増加により電力取次が増加するなど、ストック収益の増加が収益を押し上げる見通しだ。スマートハウスプロジェクト事業は売上高が前期比2.4%減の3,591百万円になるものの、営業利益は同10.3%増の258百万円を予想する。蓄電池のセット販売を強化するほか、ハウスメーカーとの提携販売やVPP(Virtual Power Plantの略。いくつかの小規模発電所や、電力の需要抑制システムを一つの発電所のようにまとめて制御を行うこと)へ参画するなど、販売手法を多様化して利益増加を図る計画だ。2018年3月期よりエネルギーコストソリューション事業から新たな事業として分離した小売電気事業は、売上高は1,670百万円を予想する。事業開始から間もない当期においては、初期投資費用の影響と、調達した電力の費用計上は適時に行われ、売上は検針結果を1ヶ月分とりまとめたデータをもとに計上することから、会計上は売上原価が売上高に先行する傾向にあることを踏まえ、営業損失が134百万円となる見込みだ。累計顧客件数は2017年3月期末の685件から、2018年3月期末には15,000件超に増やす計画である。インキュベーション事業は売上高50百万円、同18.1%減を、営業利益は13百万円の損失を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<NB>
グリムス<3150>は、2018年3月期通期の連結業績も増収増益を予想し、実現すれば2014年3月期から5期連続の増収増益となる見通しだ。売上高で前期比26.6%増の9,000百万円、営業利益で同10.4%増の830百万円、経常利益で同14.7%増の920百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同10.6%増の559百万円を見込む。
セグメント別には、エネルギーコストソリューション事業の売上高は前期比9.6%増の3,688百万円、営業利益は同27.2%増の1,177百万円を予想する。同事業では、電子ブレーカーのリプレイスや各種省エネ設備の販売を強化する。電子ブレーカーのリース契約満了顧客(7年契約)の増加に伴いリプレイス(再契約)の増加が見込まれ、エネルギーマネジメントシステムの売上件数(累計)増加により電力取次が増加するなど、ストック収益の増加が収益を押し上げる見通しだ。スマートハウスプロジェクト事業は売上高が前期比2.4%減の3,591百万円になるものの、営業利益は同10.3%増の258百万円を予想する。蓄電池のセット販売を強化するほか、ハウスメーカーとの提携販売やVPP(Virtual Power Plantの略。いくつかの小規模発電所や、電力の需要抑制システムを一つの発電所のようにまとめて制御を行うこと)へ参画するなど、販売手法を多様化して利益増加を図る計画だ。2018年3月期よりエネルギーコストソリューション事業から新たな事業として分離した小売電気事業は、売上高は1,670百万円を予想する。事業開始から間もない当期においては、初期投資費用の影響と、調達した電力の費用計上は適時に行われ、売上は検針結果を1ヶ月分とりまとめたデータをもとに計上することから、会計上は売上原価が売上高に先行する傾向にあることを踏まえ、営業損失が134百万円となる見込みだ。累計顧客件数は2017年3月期末の685件から、2018年3月期末には15,000件超に増やす計画である。インキュベーション事業は売上高50百万円、同18.1%減を、営業利益は13百万円の損失を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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