カイオム Research Memo(7):中長期のビジョン
[17/09/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■中長期ビジョンや事業計画の再構築について
カイオム・バイオサイエンス<4583>は2017年2月に創業社長であった藤原正明氏が辞任し、代わりに開発・事業担当取締役であった小林茂氏が代表取締役社長に就任した。ここ数年の業績不振に対する経営責任を明確にし、早期の業績回復に向けて経営体制の刷新を行うことが目的だ。
また、2017年5月より経営諮問委員会を設置し、弁護士、公認会計士及び弁理士の3名の諮問委員とサイエンスに関わる専門家等によって、同社の経営に対する客観的評価などを行っている。同社では今後、経営諮問委員会から出される助言などを活用して、中長期ビジョンや事業計画を再構築していく方針となっている。中長期ビジョンなどの発表時期は未定ではあるが、会社側ではできるだけ早期に発表していきたいとしている。基本的には、創業来取り組んできた同社独自の抗体作製技術であるADLib®システムの基盤技術を導出することによって収益を獲得する技術提供型のビジネスモデルから、初期臨床開発を含む創薬開発を促進しリード抗体を導出することによって収益を得る創薬型のビジネスモデルへと収益の中心がシフトしていく可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
カイオム・バイオサイエンス<4583>は2017年2月に創業社長であった藤原正明氏が辞任し、代わりに開発・事業担当取締役であった小林茂氏が代表取締役社長に就任した。ここ数年の業績不振に対する経営責任を明確にし、早期の業績回復に向けて経営体制の刷新を行うことが目的だ。
また、2017年5月より経営諮問委員会を設置し、弁護士、公認会計士及び弁理士の3名の諮問委員とサイエンスに関わる専門家等によって、同社の経営に対する客観的評価などを行っている。同社では今後、経営諮問委員会から出される助言などを活用して、中長期ビジョンや事業計画を再構築していく方針となっている。中長期ビジョンなどの発表時期は未定ではあるが、会社側ではできるだけ早期に発表していきたいとしている。基本的には、創業来取り組んできた同社独自の抗体作製技術であるADLib®システムの基盤技術を導出することによって収益を獲得する技術提供型のビジネスモデルから、初期臨床開発を含む創薬開発を促進しリード抗体を導出することによって収益を得る創薬型のビジネスモデルへと収益の中心がシフトしていく可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>