JBCC HD Research Memo(2):50年以上の業歴を持つ、老舗ITソリューションプロバイダー
[17/12/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要
JBCCホールディングス<9889>は1964年に設立し、グループで2万社以上のIT活用を支援してきた実績を持つ、独立系のITソリューションプロバイダーの純粋持株会社である。グループ内12の事業会社が、それぞれの強みを生かし、幅広い業種の顧客のIT活用をワンストップで提供している。日本IBMのハードウェア/ソフトウェア製品取引シェアでは最大手であり、グループ5社が同社のビジネスパートナーの最高位「プレミア・レベル」の技術力を有するなど、日本IBMとの結びつきも強い。ビジネスポートフォリオのサービス化の推進を図り、2017年6月末にイグアスの全株式を売却したため、現時点での事業分野は情報ソリューションと製品開発製造の2つである。
2. 沿革
1964年4月に日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)として設立し、50年以上の実績を持つ。同社の沿革を大きく3つに分けると、第1の創業期では日本初の漢字処理が可能なオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」、日本初のネットワーク分散処理システム「C-200」、等のオリジナル製品の開発、製造、販売を行い自社ブランドの確立に取り組んだ。続いて1983年からの第2の創業期では日本IBMと資本・業務提携し、1999年に東証2部上場、2000年に東証1部上場を実現するなど、ビジネス基盤の強化を図った。2006年からの第3の創業期ではホールディングス体制へ移行し、更なる成長を遂げビジネスの一層の拡大を図っている。
3. 事業内容
同社の2017年7月以降の事業構造は以下のとおりである。ビジネスポートフォリオのサービス化の推進、経営資源の集中、及び収益の向上を狙いとして2017年6月末(株)IGホールディングスにイグアス(ディストリビューション事業)を譲渡したため、情報ソリューションと製品開発製造の2つの事業分野となっている。
情報ソリューションでは、IT活用に関するトータルサービス(コンサルティング、アプリケーション開発、システム開発、運用、保守、監視、アウトソーシング等)の提供を行っている。製品開発製造では、同社グループならではのソフトウェアソリューション、プリンティングシステム、システム連携ソリューション等の開発・提供のほか、顧客の要望に応じた最適なハードウェアの提供を行っている。なお、シェアード・サービスではグループ内のスタッフ業務の重複を避け、効率の良い運営を目指し、人事・総務、経理・財務、情報システム、業務サービス(支援・管理)等の各種業務を集約しグループ各社を支援している。
2018年3月期第2四半期時点での事業別売上高構成は情報ソリューションが76.9%、ディストリビューションが19.6%、製品開発製造が3.5%である。なお、第1四半期のみディストリビューションの売上が発生しているが、事業売却したため第2四半期以降は発生しない。
4. 主要顧客
同社グループの中核事業会社であるJBCC(株)の2017年3月期の顧客状況を見ると、従業員数100名未満の企業が全体の約5割、売上が100億円未満の企業が7割弱となっており、中堅企業が同グループの主な顧客である。
また、対応業種を見ると、製造業、卸売・小売業、飲食店、サービス業など幅広く、同社の問題解決力及び提案ソリューションは豊富であると思料される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
<MH>
1. 会社概要
JBCCホールディングス<9889>は1964年に設立し、グループで2万社以上のIT活用を支援してきた実績を持つ、独立系のITソリューションプロバイダーの純粋持株会社である。グループ内12の事業会社が、それぞれの強みを生かし、幅広い業種の顧客のIT活用をワンストップで提供している。日本IBMのハードウェア/ソフトウェア製品取引シェアでは最大手であり、グループ5社が同社のビジネスパートナーの最高位「プレミア・レベル」の技術力を有するなど、日本IBMとの結びつきも強い。ビジネスポートフォリオのサービス化の推進を図り、2017年6月末にイグアスの全株式を売却したため、現時点での事業分野は情報ソリューションと製品開発製造の2つである。
2. 沿革
1964年4月に日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)として設立し、50年以上の実績を持つ。同社の沿革を大きく3つに分けると、第1の創業期では日本初の漢字処理が可能なオフィスコンピューター「JBCシステム-1漢字」、日本初のネットワーク分散処理システム「C-200」、等のオリジナル製品の開発、製造、販売を行い自社ブランドの確立に取り組んだ。続いて1983年からの第2の創業期では日本IBMと資本・業務提携し、1999年に東証2部上場、2000年に東証1部上場を実現するなど、ビジネス基盤の強化を図った。2006年からの第3の創業期ではホールディングス体制へ移行し、更なる成長を遂げビジネスの一層の拡大を図っている。
3. 事業内容
同社の2017年7月以降の事業構造は以下のとおりである。ビジネスポートフォリオのサービス化の推進、経営資源の集中、及び収益の向上を狙いとして2017年6月末(株)IGホールディングスにイグアス(ディストリビューション事業)を譲渡したため、情報ソリューションと製品開発製造の2つの事業分野となっている。
情報ソリューションでは、IT活用に関するトータルサービス(コンサルティング、アプリケーション開発、システム開発、運用、保守、監視、アウトソーシング等)の提供を行っている。製品開発製造では、同社グループならではのソフトウェアソリューション、プリンティングシステム、システム連携ソリューション等の開発・提供のほか、顧客の要望に応じた最適なハードウェアの提供を行っている。なお、シェアード・サービスではグループ内のスタッフ業務の重複を避け、効率の良い運営を目指し、人事・総務、経理・財務、情報システム、業務サービス(支援・管理)等の各種業務を集約しグループ各社を支援している。
2018年3月期第2四半期時点での事業別売上高構成は情報ソリューションが76.9%、ディストリビューションが19.6%、製品開発製造が3.5%である。なお、第1四半期のみディストリビューションの売上が発生しているが、事業売却したため第2四半期以降は発生しない。
4. 主要顧客
同社グループの中核事業会社であるJBCC(株)の2017年3月期の顧客状況を見ると、従業員数100名未満の企業が全体の約5割、売上が100億円未満の企業が7割弱となっており、中堅企業が同グループの主な顧客である。
また、対応業種を見ると、製造業、卸売・小売業、飲食店、サービス業など幅広く、同社の問題解決力及び提案ソリューションは豊富であると思料される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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