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ネクシィーズG Research Memo(2):“情熱のベンチャー企業家”近藤社長が率いる企業グループ

注目トピックス 日本株
■会社概要

1. 沿革
ネクシィーズグループ<4346>は、代表取締役社長兼グループ代表の近藤太香巳氏が1987年に大阪で開始した訪問販売の個人事業を起源とする。1990年に電話加入権をクレジットで分割購入できる「テルミーシステム」が大ヒットし、その後、携帯電話版「テルミーシステム」でも大成功する。その後も得意の企画力と営業力を武器にデジタル商材の販売で業容を拡大し、2000年にはソフトバンクインベストメント(株)(現SBIインベストメント(株))が資本参加、2002年には大証ナスダック・ジャパン市場に上場、2004年には東証及び大証1部上場を果たす。その後も、金融商品仲介・電子雑誌・ISPサービス・きもの着付け教室及び販売などに積極的に参入し、事業領域を拡大している。現在の主力は2012年に開始したLED照明を始めとする省エネ商材「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」を提供するエネルギー環境関連事業である。ブランジスタの子会社ブランジスタゲームは2016年6月に、スマートフォン向けの3Dクレーンゲーム「神の手」をリリースし、注目を集めている。2017年9月に電力小売事業に進出した。

近藤太香巳社長は、19歳で起業した生来のベンチャー企業家である。ITバブルの崩壊による東証マザーズ上場中止など、様々な逆境を乗り越えて2004年に当時最年少創業社長として東証1部に上場を果たす。2006年には「Japan Venture Award 2006」の起業家部門にて、最高位である経済産業大臣賞を受賞。講演活動(早稲田大学、東京大学など)や著作出版など、持ち前の情熱で将来の起業家を育てる活動を積極的に行っている。

2. 事業内容
同社の主力事業はエネルギー環境関連事業であり、特にLEDを始めとする省エネ商材「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」の存在感が大きい。全社売上の67.0%(2017年9月期通期)、全社営業利益の84.9%(同)と全社業績をけん引する。(株)ネクシィーズ、(株)ネクシィーズ・ゼロの業績が該当する。

電子メディア事業は、電子雑誌の制作受託及び広告販売業務、EC企業のサポート業務(サイト構築、運営、物流、翻訳など)、ゲーム事業などを展開する。全社売上の18.3%(2017年9月期通期)、全社営業利益の8.7%(同)を構成する。ブランジスタ、ブランジスタゲームの業績が該当する。

文化教育事業は、きもの着付け教室の運営、呉服・和装小物等の販売などを展開する。全社売上の12.9%(2017年9月期通期)、全社営業利益の3.0%(同)を構成する。ハクビの業績が該当する。2017年11月に、ハクビは(株)まるやまに売却されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



<NB>

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