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イグニス Research Memo(5):18/9期も中計の実現に向けて、積極的な事業投資が継続される可能性が高い

注目トピックス 日本株
■業績見通し

イグニス<3689>は2018年9月期の業績予想について、売上高を前期比25.5%増の7,000百万円と見込んでいるが、利益予想については、前期同様、期初時点での開示はない。

売上高は、2018年2月以降にリリースから4年目に突入する「ぼくとドラゴン」(ネイティブゲーム)が若干縮小する可能性があるものの、足元好調な「with」(コミュニティ)の成長加速が増収に大きく寄与する想定である。また、「メディア(その他)」についても、「U-NOTE」の伸長に加えて、新規事業(「TLUNCH」サービスやVRアイドルプロジェクトなど)の立ち上がりにより、小規模ながら大きく伸びる見通しである。なお、最終段階を迎えている「GK(コードネーム)」については、2017年12月18日に正式名称「メガスマッシュ」として公開され、事前登録を開始。リリースに向けて最終段階を迎えているものの、現時点で売上高予想においては控えめにみている模様。

一方、利益面では、引き続き、今後の成長に向けた事業基盤の構築を優先すべきフェーズにあり、継続的な事業投資(特に、テレビCMも視野に入れた広告宣伝費など)を想定しているが、その規模やタイミングについて現時点では合理的な見積りが困難であることから利益予想を開示していない。

弊社では、1)「ぼくとドラゴン」がやや縮小傾向にあるものの、依然として安定運営ができていること、2)「with」が外部要因及び内部要因ともに成長加速に向けてフォローであること、3)「U-NOTE」や新規事業についても一定水準の業績貢献が見込めることから、同社の業績予想の達成は十分可能であるとみている。注目すべきは、予想に織り込まれていない「GK(コードネーム)」改め「メガスマッシュ」の動向であるが、リリースの時期や立ち上がりの状況等によっては、業績の大幅な上振れ要因となる可能性にも注意が必要である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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