アルファ Research Memo(2):車載用・住宅用電子キーシステム、コインロッカー等の総合ロックメーカー
[17/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業概要
1. 事業セグメントとセグメント別概要
2018年3月期上期での売上構成比は自動車部品事業85.0%、セキュリティ機器事業14.9%と自動車部品部門が高い比率を占めるが、営業利益(徐調整費)では自動車部品事業65.3%に対してセキュリティ事業が34.7%と、収益性でセキュリティ機器事業が勝っている。
2. 自動車部品事業
アルファ<3434>の自動車部品事業はキーセットとドアハンドル、一部海外ではグローブボックスも手掛ける。主要取引先は日産自動車<7201>、日産グループ各社、VWグループ、本田技研工業<7267>、SUBARU<7270>、いすゞ自動車<7202>、三菱自動車工業<7211>、マツダ<7261>等である。特に日産グループとの取引が多く、2017年3月期の自動車部品事業の売上高の69.4%(全体でも57.6%)を占める。なお2018年3月期より、ASSA ABLOY ABからの事業取得に伴いVW向けが加わり、2018年3月期上期の欧州向け売上高が17.2%を占め、VWグループ向けが日産グループに次ぐ納入先となった模様。地域別ではアジアの寄与が大きく、売上の35.7%、営業利益では北米が62.2%を占める。一方日本は売上の18.7%を占めるが、営業利益は赤字となっている。
3. セキュリティ機器事業
セキュリティ機器事業は売上高の92.7%が国内であり、2018年3月期上期の売上の内訳は、電気錠が47%、駅ターミナル・ゴルフ場などのロッカーシステムなどが12%、その他41%となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<MW>
1. 事業セグメントとセグメント別概要
2018年3月期上期での売上構成比は自動車部品事業85.0%、セキュリティ機器事業14.9%と自動車部品部門が高い比率を占めるが、営業利益(徐調整費)では自動車部品事業65.3%に対してセキュリティ事業が34.7%と、収益性でセキュリティ機器事業が勝っている。
2. 自動車部品事業
アルファ<3434>の自動車部品事業はキーセットとドアハンドル、一部海外ではグローブボックスも手掛ける。主要取引先は日産自動車<7201>、日産グループ各社、VWグループ、本田技研工業<7267>、SUBARU<7270>、いすゞ自動車<7202>、三菱自動車工業<7211>、マツダ<7261>等である。特に日産グループとの取引が多く、2017年3月期の自動車部品事業の売上高の69.4%(全体でも57.6%)を占める。なお2018年3月期より、ASSA ABLOY ABからの事業取得に伴いVW向けが加わり、2018年3月期上期の欧州向け売上高が17.2%を占め、VWグループ向けが日産グループに次ぐ納入先となった模様。地域別ではアジアの寄与が大きく、売上の35.7%、営業利益では北米が62.2%を占める。一方日本は売上の18.7%を占めるが、営業利益は赤字となっている。
3. セキュリティ機器事業
セキュリティ機器事業は売上高の92.7%が国内であり、2018年3月期上期の売上の内訳は、電気錠が47%、駅ターミナル・ゴルフ場などのロッカーシステムなどが12%、その他41%となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
<MW>