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アルファ Research Memo(3):2018年3月期上期は全セグメント好調で構造改革も進展し大幅増益を達成

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2018年3月期上期の業績概要
アルファ<3434>の2018年3月期上期業績は売上高29,073百万円(前年同期比26.6%増)、営業利益1,613百万円(同33.0%増)、経常利益1,718百万円(同613.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,189百万円(前年同期比2,305百万円改善し黒字転換)となった。売上高が全セグメントで増加、増収効果に加え、構造改革の進展でコストアップや開発費増などをカバーし、為替の円安効果もあり2ケタ増益を達成した。事業別では、自動車部品事業が売上高24,725百万円(前年同期比30.5%増)、営業利益1,053百万円(同46.3%増)、セキュリティ事業が売上高4,346百万円(同8.1%増)、営業利益560百万円(同27.0%増)となった。自動車部品事業は、国内においては販売回復から売上高が前年同期比9.9%増の4,622百万円、営業利益が赤字縮小(436百万円改善し92百万円の営業赤字)、一方で海外事業はASSA ABLOY ABからの事業譲受が寄与し、売上高は前年同期比36.4%増の20,103百万円と大幅拡大したものの、営業利益はアジアでの人件費高騰などが影響し同8.3%減の1,145百万円にとどまった。セキュリティ機器事業は国内のターミナルロッカー、賃貸向け電気錠などの好調で収益上伸となった。なお、経常利益は為替差損の減少(1,057百万円の差損に対し68百万円の差益と1,125百万円の差異)から大幅増益、税引利益では反トラスト法違反の関連損失929百万円がなくなったため大幅改善となった。

2. 事業別収益動向
(1) 自動車部品事業
自動車部品事業は売上高24,725百万円(前年同期比30.5%増)、営業利益1,053百万円(同46.3%増)となった。国内においては販売回復から売上高が前年同期比9.9%増の4,622百万円、営業利益が赤字縮小(436百万円改善し92百万円の営業赤字)、一方で海外事業はASSA ABLOY ABからの事業譲受が寄与し、売上高は前年同期比36.4%増の20,103百万円と大幅拡大したものの、営業利益はアジアでの人件費高騰などが影響し同8.3%減の1,145百万円にとどまった。

(2) セキュリティ機器事業
セキュリティ機器事業は売上高の92.7%が国内であり、2018年3月期上期の売上の内訳は、電気錠が47%、駅ターミナル・ゴルフ場などのロッカーシステムなどが12%、その他41%となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)


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