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MRO Research Memo(3):2018年12月期は売上高1,000億円へチャレンジ

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

● 2018年12月期の業績見通し
MonotaRO<3064>の2018年12月期通期の連結業績予想は、売上高で前期比23.9%増の109,469百万円、営業利益で同20.4%増の14,249百万円、経常利益で同19.7%増の14,191百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同18.7%増の10,044百万円と、売上・各利益ともに高い成長を維持する見通しだ。この計画が達成されれば、17期連続の増収、9期連続の増益、売上高で1,000億円、親会社株主に帰属する当期純利益で100億円の大台に乗せることになる。

売上高に関しては、引続き新規顧客獲得拡大と既存顧客の利用頻度・単価向上に取組む。大企業連携も新規顧客獲得及び利用額向上を強化する。売上総利益率に関しては、NB/国内商品売上比率増、原油等エネルギー価格上昇に伴う原価増等により商品利益率減、配送サービス向上・配送費値上がりのため配送料率の増加などにより、前期比0.8ポイント低下の見込み。一方で販管費に関しては、自動化が進んだ笠間DCへ出荷がシフトすることによる人件費・業務委託費率減と売上増によるスケール効果により、前期比0.5ポイント低下を見込む。結果として、営業利益で売上比13.0%(前期比0.4ポイント減)、前期比20.4%増を予想する。

さらに2018年は3つの注目ポイントを追加したい。2017年に取り組んできた物流ネットワーク充実・サプライチェーン強化によるリードタイム短縮によりサービスが向上し、既存顧客売上の向上が期待できる。また、データサイエンスに基づく高度なマーケティングとシステム開発のために大阪・東京に開発拠点を設けることが発表されており、短期的な成果も期待したい。通期の黒字化が見込まれる韓国を始めとした海外事業の拡大もプラスアルファとなる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)



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