アンビション Research Memo(7):IoTを活用した宿泊施設の開発、IoTサービスの提供開始
[18/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略・トピック
1. 連結子会社ヴェリタス・インベストメントの状況
AMBITION<3300>は、2017年10月に投資用デザイナーズマンションを開発・販売するヴェリタス・インベストメントを連結化した。
ヴェリタス・インベストメントは、東京 23 区のプレムアムエリアと呼ばれる地域を中心に投資用マンションの開発及び販売をしており、この領域におけるリーディングカンパニーの1社。「ヴェリタス」は「本物」を意味するように、高付加価値で個性的なマンションを手掛けるプロ集団として定評がある。世界的なインテリアデザイナー森田恭通氏やトップモデルとして活躍する押切もえ(おしきりもえ)氏、日本を代表する女性写真家・映画監督でもある蜷川実花(にながわみか)氏などがプロデュースするデザイナーズマンションの開発実績がある。
2017年12月に販売開始した新築投資用デザイナーズマンション「PREMIUM CUBE 下北沢」は販売開始21日で全戸申込が完了し好評のうちに完売した。ヴェリタス・インベストメントとしても創業以来、過去最高の月間申込本数を記録した。2018年6月期の年間引渡し予定戸数は208戸。うち引渡し済みは54戸(進捗率25.9%)である。残りの154戸(74.1%)には「PREMIUM CUBE G北新宿」や「PREMIUM CUBE 品川戸越 DEUX」が含まれる。
なお、のれん(M&Aで支払った金額のうち買収先企業の純資産を上回った差額。営業権)は約1,260百万円となり、10年償却される。
2. IoTを活用した宿泊施設「&AND HOSTEL」の開発、IoTサービス「homepia」の提供開始
同社は、1つのアプリで室内のデバイスを操作できるよう独自開発した日本初のIoT体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」を2018年3月に着工した。部屋自体がエンターテイメント空間となり、宿泊体験を観光目的の1つとして楽しめる。既にパートナーであるand factoryは博多、浅草北、上野の3ヶ所で展開しており、インバウンドを始めとする観光客に人気がある。
また、同社は自社の管理物件に対してもIoTサービス「homepia」の提供を開始した。入居者はスマートフォンの専用アプリでエアコンやテレビなどの家電製品の制御やドア・窓の開閉を含めた室内環境の確認ができる。オプションでWebカメラから室内を見るなどのセキュリティサービスも提供できる。入居が促進されるとともに、入居者の満足度も向上も期待できる。
さらに同社は、2018年3月に無線LANのセキュリティサービスを提供する(株)ナビックとの資本業務提携を行うことに合意した。ナビックは、Wi-Fiセキュリティ技術のトップランナーであり、安価なWi-Fiルーターを用いつつも、堅牢で、設定などのユーザ負担のないネットワーク環境や認証基盤を具備した自営Wi-Fi サービスを提供する。昨今、オフィスや宅内などの自営環境(準公衆エリア)においては、Wi-Fi電波の乗っ取りやウイルス感染が話題になっており、安全、安心なWi-Fi環境に対するニーズが増大している。同社ではこの提携を通じて、導入を開始したIoTサービス「homepia」の機能向上を図るとともに、入居者のWi-fi環境をよりセキュアでより端末フリーにしていきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<MW>
1. 連結子会社ヴェリタス・インベストメントの状況
AMBITION<3300>は、2017年10月に投資用デザイナーズマンションを開発・販売するヴェリタス・インベストメントを連結化した。
ヴェリタス・インベストメントは、東京 23 区のプレムアムエリアと呼ばれる地域を中心に投資用マンションの開発及び販売をしており、この領域におけるリーディングカンパニーの1社。「ヴェリタス」は「本物」を意味するように、高付加価値で個性的なマンションを手掛けるプロ集団として定評がある。世界的なインテリアデザイナー森田恭通氏やトップモデルとして活躍する押切もえ(おしきりもえ)氏、日本を代表する女性写真家・映画監督でもある蜷川実花(にながわみか)氏などがプロデュースするデザイナーズマンションの開発実績がある。
2017年12月に販売開始した新築投資用デザイナーズマンション「PREMIUM CUBE 下北沢」は販売開始21日で全戸申込が完了し好評のうちに完売した。ヴェリタス・インベストメントとしても創業以来、過去最高の月間申込本数を記録した。2018年6月期の年間引渡し予定戸数は208戸。うち引渡し済みは54戸(進捗率25.9%)である。残りの154戸(74.1%)には「PREMIUM CUBE G北新宿」や「PREMIUM CUBE 品川戸越 DEUX」が含まれる。
なお、のれん(M&Aで支払った金額のうち買収先企業の純資産を上回った差額。営業権)は約1,260百万円となり、10年償却される。
2. IoTを活用した宿泊施設「&AND HOSTEL」の開発、IoTサービス「homepia」の提供開始
同社は、1つのアプリで室内のデバイスを操作できるよう独自開発した日本初のIoT体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」を2018年3月に着工した。部屋自体がエンターテイメント空間となり、宿泊体験を観光目的の1つとして楽しめる。既にパートナーであるand factoryは博多、浅草北、上野の3ヶ所で展開しており、インバウンドを始めとする観光客に人気がある。
また、同社は自社の管理物件に対してもIoTサービス「homepia」の提供を開始した。入居者はスマートフォンの専用アプリでエアコンやテレビなどの家電製品の制御やドア・窓の開閉を含めた室内環境の確認ができる。オプションでWebカメラから室内を見るなどのセキュリティサービスも提供できる。入居が促進されるとともに、入居者の満足度も向上も期待できる。
さらに同社は、2018年3月に無線LANのセキュリティサービスを提供する(株)ナビックとの資本業務提携を行うことに合意した。ナビックは、Wi-Fiセキュリティ技術のトップランナーであり、安価なWi-Fiルーターを用いつつも、堅牢で、設定などのユーザ負担のないネットワーク環境や認証基盤を具備した自営Wi-Fi サービスを提供する。昨今、オフィスや宅内などの自営環境(準公衆エリア)においては、Wi-Fi電波の乗っ取りやウイルス感染が話題になっており、安全、安心なWi-Fi環境に対するニーズが増大している。同社ではこの提携を通じて、導入を開始したIoTサービス「homepia」の機能向上を図るとともに、入居者のWi-fi環境をよりセキュアでより端末フリーにしていきたい考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<MW>