【フィスコ個人投資家セミナー】ネットマーケティング宮本社長「デーティングアプリで異次元の成長を!」(後半)
[18/04/13]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
本記事は、【フィスコ個人投資家セミナー】ネットマーケティング<6175>宮本社長「デーティングアプリで異次元の成長を!」(前半)の続きです。
★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★
◇飯村:上場されてから1年が経ちますが、どのような1年でしたか?
◇宮本:2017年3月31日に東証ジャスダックに上場しました。そこにいたるまでは苦労がありました。2015年8月に一度マザーズに上場承認されたのですが、取引先の外部環境の変化によって承認を取り下げ、もう一度努力を続けて上場に至りました。今年一年は、まず上場1年生ということで今期の目標を達成することを一番重要視して全社で取り組んでいるところです。
◇飯村:広告事業について、アフィリエイト広告業界での立ち位置は?
◇宮本:アフィリエイト広告の代理店を、2004年の創業時から10年以上続けています。前期、75億円の売上があり、これからも当社のキャッシュ・カウ(稼ぎ頭)として利益貢献していきたいと位置づける事業です。アフィリエイトというと、かなり前からあるキーワードですし最新のテクノロジーで急激に伸びていく事業ではないと思われますが、今年2,500億円の市場だったものが3年後には3,500億円になると見込まれており、まだまだ市場は伸び続けています。我々はこれからも業界平均以上の成長を続けたいと考えておりますし、当社の社員の半分以上は広告事業に従事しているので当社の主力事業であることは変わらないと認識しています。
◇飯村:広告事業の現在の契約社数は?
◇宮本:契約社数は公開していませんが、主力の広告主様としては、金融・人材・美容業界になります。金融はFX、人材は人材紹介、美容ですと脱毛、そういった大手企業様の広告の予算を預かり運用をさせて頂いています。
◇飯村:続いてメディア事業についてですが、マッチングサービスの国内競合の状況は?
◇宮本:メディア事業については、これから広告を積極的に投下していく必要があると考えています。まだまだこれから市場は拡大していきますし、この4月から全ネットユーザーへ開放することで伸びていくフェーズにあると思います。2017年12月末時点で269万人のユーザー数がありますが、ペアーズさんは700万人、タップルさんは2014年のサービスリリースですが300万人と、我々は遅れを取っているという危機感があります。累計会員数と有料会員数は比例するので、今後業績を拡大する・シェアを拡大するためには積極的な広告活動が最重要課題と認識しています。
◇飯村:新サービスのデーティングアプリ「QooN」というネーミングにはどういった思いが込められていますか?
◇宮本:カジュアルな出会いということで、なるべく耳に響きやすい呼びやすい4文字の言葉を選びました。
◇飯村:デーティングアプリには国内競合があるのでしょうか?
◇宮本:デーティングアプリでの競合はTinderだと思っています。日本では業界4位の位置づけですが、欧米市場を席巻しているのはTinderで、世界総合売上げランキング1位にもなっておりますし、破壊力のあるコンテンツになると考えています。一方、日本ではマッチングサービスは、2000年から2010年まで出会い系サイトというイメージで捉えられていたように思え、まだまだ男女が出会うことに対しての抵抗感が残っているように思われます。近年、ようやくマッチングアプリが世の中に定着しつつあります。一方、デーティングアプリに関しては、まだまだ抵抗もあるようにも思われます。そういった中、デーティングアプリの潜在的ポテンシャルを感じつつ、きちんと日本にローカライズし、安心・安全なプロダクト作りが重要だと考えています。Omiaiで6年間培った安心・安全の仕様を全面的にQooNには取り入れた形でリリースしたいと考えています。
◇飯村:QooNのもたらす成長イメージをお聞かせください。
◇宮本:マッチングサービスがどのような成長曲線を描くかは、運営の広告投下予算に準じます。どういった初期段階のマーケット予算を確保し、スタート時の有料会員数の成長の確度を作ろうとする予算の作り方によると思います。来期以降の予算設定の中できちんと決定していきたいと思います。
◇飯村: メディア事業の成長の鍵となるものは何と考えていますか?
◇宮本: 6年間、Omiaiはプロダクトに自信を持って作っているところが強みと考えているものの、最初にリリースしたにもかかわらず他社に先行されているという状況です。その原因は、過去に獲得してきた会員数の差、マーケティングに対してバットを思い切りスイングしてきたかというところかなと考えています。年々、マッチングサービスへの期待が高まり今年374億円のマーケットがあり、5年後には852億円にまで市場が伸びると予想されている中で、しっかりとバットをスイングするというような、積極的な広告投下が一番大事な課題と認識しております。
◇飯村: Omiaiは月の会員費はおよそ4,000円で、プラス従量課金で2,000円を払っている方が多いとお聞きしていますが、QooNの料金システムはどのような予定でしょうか?
◇宮本:料金システムはまだ開示していませんのでお話しすることは出来ませんが、基本的にはOmiaiと同じようなイメージになると考えています。
◇飯村:ターゲット層については?
◇宮本:デーティングアプリは20代の方が使用しやすい傾向になっていますので、30代の方も使用しやすいようなコンテンツを用意するなど当社独自の仕様を準備し、広く20代から30代の方々が利用できるようなプロダクト作りを進めております。
◇飯村:マッチングサービスで国内No.1の目標を掲げていますが、今後海外展開は?
◇宮本:国内で1位にもなっていない状況で海外に行くのも時期尚早かと思います。国内で広く伸び、市場が始まったばかりですのできちんと国内に集中して、国内の市場を席巻できるように努めていきたい。それが出来れば海外展開ももちろん考えています。
◇飯村:今期中に本則市場への市場変更を目指されていますが、来期はどのような1年にしたいですか?
◇宮本:まず、今期東証1部ないしは2部昇格に取り組みたいと思っています。来期の予算で決定しているものは無いですが、マッチング事業が伸びる中で成長機会が広がっていると思いますので、積極的な広告展開を図る1年にしたいと考えております。
◇飯村:最後に、株主還元についてお考えをお聞かせください。
◇宮本:分割前一株10円、分割後一株5円の配当を予定しております。株主還元は必須だと考えておりますので、今後も出来る限りの還元を図っていきたいと思っております。
◇飯村:宮本社長、ありがとうございました!
なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開となりましたので、そちらを是非ご覧ください♪
<MH>
★フィスコリサーチアナリスト飯村真由の社長インタビュー★
◇飯村:上場されてから1年が経ちますが、どのような1年でしたか?
◇宮本:2017年3月31日に東証ジャスダックに上場しました。そこにいたるまでは苦労がありました。2015年8月に一度マザーズに上場承認されたのですが、取引先の外部環境の変化によって承認を取り下げ、もう一度努力を続けて上場に至りました。今年一年は、まず上場1年生ということで今期の目標を達成することを一番重要視して全社で取り組んでいるところです。
◇飯村:広告事業について、アフィリエイト広告業界での立ち位置は?
◇宮本:アフィリエイト広告の代理店を、2004年の創業時から10年以上続けています。前期、75億円の売上があり、これからも当社のキャッシュ・カウ(稼ぎ頭)として利益貢献していきたいと位置づける事業です。アフィリエイトというと、かなり前からあるキーワードですし最新のテクノロジーで急激に伸びていく事業ではないと思われますが、今年2,500億円の市場だったものが3年後には3,500億円になると見込まれており、まだまだ市場は伸び続けています。我々はこれからも業界平均以上の成長を続けたいと考えておりますし、当社の社員の半分以上は広告事業に従事しているので当社の主力事業であることは変わらないと認識しています。
◇飯村:広告事業の現在の契約社数は?
◇宮本:契約社数は公開していませんが、主力の広告主様としては、金融・人材・美容業界になります。金融はFX、人材は人材紹介、美容ですと脱毛、そういった大手企業様の広告の予算を預かり運用をさせて頂いています。
◇飯村:続いてメディア事業についてですが、マッチングサービスの国内競合の状況は?
◇宮本:メディア事業については、これから広告を積極的に投下していく必要があると考えています。まだまだこれから市場は拡大していきますし、この4月から全ネットユーザーへ開放することで伸びていくフェーズにあると思います。2017年12月末時点で269万人のユーザー数がありますが、ペアーズさんは700万人、タップルさんは2014年のサービスリリースですが300万人と、我々は遅れを取っているという危機感があります。累計会員数と有料会員数は比例するので、今後業績を拡大する・シェアを拡大するためには積極的な広告活動が最重要課題と認識しています。
◇飯村:新サービスのデーティングアプリ「QooN」というネーミングにはどういった思いが込められていますか?
◇宮本:カジュアルな出会いということで、なるべく耳に響きやすい呼びやすい4文字の言葉を選びました。
◇飯村:デーティングアプリには国内競合があるのでしょうか?
◇宮本:デーティングアプリでの競合はTinderだと思っています。日本では業界4位の位置づけですが、欧米市場を席巻しているのはTinderで、世界総合売上げランキング1位にもなっておりますし、破壊力のあるコンテンツになると考えています。一方、日本ではマッチングサービスは、2000年から2010年まで出会い系サイトというイメージで捉えられていたように思え、まだまだ男女が出会うことに対しての抵抗感が残っているように思われます。近年、ようやくマッチングアプリが世の中に定着しつつあります。一方、デーティングアプリに関しては、まだまだ抵抗もあるようにも思われます。そういった中、デーティングアプリの潜在的ポテンシャルを感じつつ、きちんと日本にローカライズし、安心・安全なプロダクト作りが重要だと考えています。Omiaiで6年間培った安心・安全の仕様を全面的にQooNには取り入れた形でリリースしたいと考えています。
◇飯村:QooNのもたらす成長イメージをお聞かせください。
◇宮本:マッチングサービスがどのような成長曲線を描くかは、運営の広告投下予算に準じます。どういった初期段階のマーケット予算を確保し、スタート時の有料会員数の成長の確度を作ろうとする予算の作り方によると思います。来期以降の予算設定の中できちんと決定していきたいと思います。
◇飯村: メディア事業の成長の鍵となるものは何と考えていますか?
◇宮本: 6年間、Omiaiはプロダクトに自信を持って作っているところが強みと考えているものの、最初にリリースしたにもかかわらず他社に先行されているという状況です。その原因は、過去に獲得してきた会員数の差、マーケティングに対してバットを思い切りスイングしてきたかというところかなと考えています。年々、マッチングサービスへの期待が高まり今年374億円のマーケットがあり、5年後には852億円にまで市場が伸びると予想されている中で、しっかりとバットをスイングするというような、積極的な広告投下が一番大事な課題と認識しております。
◇飯村: Omiaiは月の会員費はおよそ4,000円で、プラス従量課金で2,000円を払っている方が多いとお聞きしていますが、QooNの料金システムはどのような予定でしょうか?
◇宮本:料金システムはまだ開示していませんのでお話しすることは出来ませんが、基本的にはOmiaiと同じようなイメージになると考えています。
◇飯村:ターゲット層については?
◇宮本:デーティングアプリは20代の方が使用しやすい傾向になっていますので、30代の方も使用しやすいようなコンテンツを用意するなど当社独自の仕様を準備し、広く20代から30代の方々が利用できるようなプロダクト作りを進めております。
◇飯村:マッチングサービスで国内No.1の目標を掲げていますが、今後海外展開は?
◇宮本:国内で1位にもなっていない状況で海外に行くのも時期尚早かと思います。国内で広く伸び、市場が始まったばかりですのできちんと国内に集中して、国内の市場を席巻できるように努めていきたい。それが出来れば海外展開ももちろん考えています。
◇飯村:今期中に本則市場への市場変更を目指されていますが、来期はどのような1年にしたいですか?
◇宮本:まず、今期東証1部ないしは2部昇格に取り組みたいと思っています。来期の予算で決定しているものは無いですが、マッチング事業が伸びる中で成長機会が広がっていると思いますので、積極的な広告展開を図る1年にしたいと考えております。
◇飯村:最後に、株主還元についてお考えをお聞かせください。
◇宮本:分割前一株10円、分割後一株5円の配当を予定しております。株主還元は必須だと考えておりますので、今後も出来る限りの還元を図っていきたいと思っております。
◇飯村:宮本社長、ありがとうございました!
なお、
個人投資家セミナーの詳しい内容についてはフィスコIRのサイトにて動画が公開となりましたので、そちらを是非ご覧ください♪
<MH>