エイジア Research Memo(3):クラウドサービスの高成長により2018年3月期も2ケタ増収増益が続く
[18/06/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2018年3月期の業績概要
エイジア<2352>の2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比14.5%増の1,523百万円、営業利益が同21.3%増の348百万円、経常利益が同24.0%増の361百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.6%増の236百万円といずれも期初会社計画を上回り、売上高は9期連続増収、各利益は3期連続の増益となり、過去最高業績を連続更新した。
売上高は「WEBCAS e-mail」を主力とするクラウドサービスの売上高が前期比12.1%増と好調に推移したほか、コンサルティング事業も同49.2%増と大幅伸長したことが増収要因となった。営業利益については、収益性の高いクラウドサービスの増収が寄与し、営業利益率も22.9%と前期比1.3ポイント上昇した。また、営業外では関連会社の業績好調により持分法投資損益が前期比で3百万円改善したほか、新卒採用拡大により助成金収入が5百万円増加した。
会社計画比でも売上高、各利益ともに上回って着地している。売上高についてはアプリケーション事業がほぼ計画どおりで、コンサルティング事業が84百万円の上振れ要因となっている。また、営業利益については社内の生産性向上が進んだことで、当初予定していた中途採用7人のうち3人分を見送ったこと、また、販促施策を見直したことで広告宣伝費を削減できたことなどが上振れ要因となっている。
トピックスとして、2017年8月に「WEBCAS」シリーズの導入企業が累計で4,000社を突破したことが注目される。2016年8月に3,000社を突破してほぼ1年で1,000社が導入したことになる。2,500社に到達したのが2015年5月で、そこから3,000社に到達するのに1年3ヶ月かかったことからすると、導入ペースが2倍以上に加速化している。短期スポット契約が増加していることもあるが、導入企業数の増加が業績好調につながっているとも言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<MW>
1. 2018年3月期の業績概要
エイジア<2352>の2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比14.5%増の1,523百万円、営業利益が同21.3%増の348百万円、経常利益が同24.0%増の361百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.6%増の236百万円といずれも期初会社計画を上回り、売上高は9期連続増収、各利益は3期連続の増益となり、過去最高業績を連続更新した。
売上高は「WEBCAS e-mail」を主力とするクラウドサービスの売上高が前期比12.1%増と好調に推移したほか、コンサルティング事業も同49.2%増と大幅伸長したことが増収要因となった。営業利益については、収益性の高いクラウドサービスの増収が寄与し、営業利益率も22.9%と前期比1.3ポイント上昇した。また、営業外では関連会社の業績好調により持分法投資損益が前期比で3百万円改善したほか、新卒採用拡大により助成金収入が5百万円増加した。
会社計画比でも売上高、各利益ともに上回って着地している。売上高についてはアプリケーション事業がほぼ計画どおりで、コンサルティング事業が84百万円の上振れ要因となっている。また、営業利益については社内の生産性向上が進んだことで、当初予定していた中途採用7人のうち3人分を見送ったこと、また、販促施策を見直したことで広告宣伝費を削減できたことなどが上振れ要因となっている。
トピックスとして、2017年8月に「WEBCAS」シリーズの導入企業が累計で4,000社を突破したことが注目される。2016年8月に3,000社を突破してほぼ1年で1,000社が導入したことになる。2,500社に到達したのが2015年5月で、そこから3,000社に到達するのに1年3ヶ月かかったことからすると、導入ペースが2倍以上に加速化している。短期スポット契約が増加していることもあるが、導入企業数の増加が業績好調につながっているとも言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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