ADワークス Research Memo(4):ライツ・オファリングによる資金調達を行い、自己資本比率は30%台に回復
[18/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
エー・ディー・ワークス<3250>の2018年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比4,968百万円増加の30,801百万円となった。主な増減要因を見ると、収益不動産の仕入れを目的にライツ・オファリングにより3,888百万円の資金調達を実施したことにより、現預金が2,744百万円、販売用収益不動産が2,058百万円増加した。
負債合計は前期末比1,231百万円増加の20,649百万円となった。主に有利子負債が927百万円、未払法人税等が103百万円増加した。また、純資産は同3,736百万円増加の10,152百万円となった。ライツ・オファリングの実施により資本金が1,946百万円、資本剰余金が1,940百万円増加した。利益剰余金については親会社株主に帰属する当期純利益584百万円を計上した一方で、感謝配当※を含めた配当金651百万円を支出したこともあって71百万円減少した。
※同社はライツ・オファリングの実施に当たって、過去3回のエクイティ・ファイナンスにおいて資金を拠出し、同社の成長を支援してきた株主への感謝及び株主還元の観点から、同社にとって初めての中間配当を「感謝配当」と銘打ち、1株当たり1.65円の配当を実施した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率はライツ・オファリングによる資金調達を実施したことで前期末の24.7%から32.9%に上昇、逆に有利子負債比率は268.8%から175.0%に低下し、財務体質の改善が進んだと言える。なお、有利子負債の水準に関しては、D/Eレシオで約2倍となる200億円程度までの積み上げは財務の健全性を維持するうえで問題ないと考えており、今後も事業規模を拡大していくために必要となる資金については最適な手法により調達を進めていくこと意向を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
エー・ディー・ワークス<3250>の2018年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比4,968百万円増加の30,801百万円となった。主な増減要因を見ると、収益不動産の仕入れを目的にライツ・オファリングにより3,888百万円の資金調達を実施したことにより、現預金が2,744百万円、販売用収益不動産が2,058百万円増加した。
負債合計は前期末比1,231百万円増加の20,649百万円となった。主に有利子負債が927百万円、未払法人税等が103百万円増加した。また、純資産は同3,736百万円増加の10,152百万円となった。ライツ・オファリングの実施により資本金が1,946百万円、資本剰余金が1,940百万円増加した。利益剰余金については親会社株主に帰属する当期純利益584百万円を計上した一方で、感謝配当※を含めた配当金651百万円を支出したこともあって71百万円減少した。
※同社はライツ・オファリングの実施に当たって、過去3回のエクイティ・ファイナンスにおいて資金を拠出し、同社の成長を支援してきた株主への感謝及び株主還元の観点から、同社にとって初めての中間配当を「感謝配当」と銘打ち、1株当たり1.65円の配当を実施した。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率はライツ・オファリングによる資金調達を実施したことで前期末の24.7%から32.9%に上昇、逆に有利子負債比率は268.8%から175.0%に低下し、財務体質の改善が進んだと言える。なお、有利子負債の水準に関しては、D/Eレシオで約2倍となる200億円程度までの積み上げは財務の健全性を維持するうえで問題ないと考えており、今後も事業規模を拡大していくために必要となる資金については最適な手法により調達を進めていくこと意向を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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