城南進研 Research Memo(5):1教室当たりの生徒数・売上高が着実に拡大し、増収基調を継続
[18/07/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■城南進学研究社<4720>の各事業部門の動向
5. 子会社 ジー・イー・エヌ
(株)ジー・イー・エヌは幼児〜小学生向け英語教室ズー・フォニックス・アカデミーを直営及びFCで展開している。2018年3月期の売上高は、前期比9.5%増の347百万円と順調な拡大を示した。
生徒数(期中平均)は直営・FC合わせて2,410人で、前期比9.6%増加した。教室数は1年前と比較して直営・FC合わせて20校で変わっておらず、既存校において生徒数、売上高が着実に増大しつつあることがうかがえる。
ズー・フォニックス・アカデミーの教室展開のスタンスも、くぼたのうけん同様、質を担保しながら着実に行うというものだ。やはりトレーナー人材の確保がカギとなっている。提携戦略も視野には入れているが、この点でも同社と理念を共有できるパートナーであることを重要視しており、やみくもに規模拡大を狙うことはしない方針とみられる。
会員数はほぼフルに近づく。Web学習とのコラボや学童保育の開始など、新しい取り組みにも積極的にチャレンジ
6. 子会社 久ケ原スポーツクラブ
(株)久ケ原スポーツクラブは東京都大田区でスイミングやスポーツジム、バレエ、囲碁、茶道などの様々な分野のレッスンを提供している。2018年3月期の売上高は、前期比3.9%増の327百万円となった。
スイミングを主体としたスポーツの会員数は、同社の子会社化以来着実に増加して定員に迫っている。2018年3月期の増収率が低かったのはこの要因が大きいと弊社ではみている。学童向けスイミングクラブには「小4の壁」などもあるが、同社はWeb学習システム「デキタス」の導入で勉強とスポーツの両立を図ることに取り組み、定着率アップに成功している。
2018年3月期のトピックとしては、学童保育事業の開始がある。現在までに定員の20名の在籍者を確保している。同社はこれを学童保育事業のモデルケースと位置付けており、事業展開のノウハウや経験の蓄積をした上で、多店舗展開等を検討しているもようだ。弊社では学童保育への潜在的需要は非常に大きいと考えており、今後の展開に注目している。
認可保育園を1校開園し8園体制に。他の乳幼児教育とのシナジー追求を本格化へ
7. 子会社 JBSナーサリー
同社が2017年5月に子会社化したJBSナーサリー(株)は小規模認可保育園事業を営んでおり、その時点では千葉、東京、福岡に7拠点を有していた。2018年3月期の売上高は266百万円(11ヶ月間)となった。
認可保育園に対する社会的ニーズの高さについては説明は不要だろう。同社は2018年4月に千葉市花見川区に8校目となる「星のおうち 幕張北」を開園した。
同社は前述のように乳幼児の育脳教室「くぼたのうけん」を展開しているほか、東京都立川市ではくぼた式育脳カリキュラムを導入した城南ルミナ保育園を運営している。いずれの事業も安定的に満員が続いている。同社は今後、くぼたのうけんや城南ルミナ保育園と、JBSナーサリーのシナジー追求を本格化させる方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<SF>
5. 子会社 ジー・イー・エヌ
(株)ジー・イー・エヌは幼児〜小学生向け英語教室ズー・フォニックス・アカデミーを直営及びFCで展開している。2018年3月期の売上高は、前期比9.5%増の347百万円と順調な拡大を示した。
生徒数(期中平均)は直営・FC合わせて2,410人で、前期比9.6%増加した。教室数は1年前と比較して直営・FC合わせて20校で変わっておらず、既存校において生徒数、売上高が着実に増大しつつあることがうかがえる。
ズー・フォニックス・アカデミーの教室展開のスタンスも、くぼたのうけん同様、質を担保しながら着実に行うというものだ。やはりトレーナー人材の確保がカギとなっている。提携戦略も視野には入れているが、この点でも同社と理念を共有できるパートナーであることを重要視しており、やみくもに規模拡大を狙うことはしない方針とみられる。
会員数はほぼフルに近づく。Web学習とのコラボや学童保育の開始など、新しい取り組みにも積極的にチャレンジ
6. 子会社 久ケ原スポーツクラブ
(株)久ケ原スポーツクラブは東京都大田区でスイミングやスポーツジム、バレエ、囲碁、茶道などの様々な分野のレッスンを提供している。2018年3月期の売上高は、前期比3.9%増の327百万円となった。
スイミングを主体としたスポーツの会員数は、同社の子会社化以来着実に増加して定員に迫っている。2018年3月期の増収率が低かったのはこの要因が大きいと弊社ではみている。学童向けスイミングクラブには「小4の壁」などもあるが、同社はWeb学習システム「デキタス」の導入で勉強とスポーツの両立を図ることに取り組み、定着率アップに成功している。
2018年3月期のトピックとしては、学童保育事業の開始がある。現在までに定員の20名の在籍者を確保している。同社はこれを学童保育事業のモデルケースと位置付けており、事業展開のノウハウや経験の蓄積をした上で、多店舗展開等を検討しているもようだ。弊社では学童保育への潜在的需要は非常に大きいと考えており、今後の展開に注目している。
認可保育園を1校開園し8園体制に。他の乳幼児教育とのシナジー追求を本格化へ
7. 子会社 JBSナーサリー
同社が2017年5月に子会社化したJBSナーサリー(株)は小規模認可保育園事業を営んでおり、その時点では千葉、東京、福岡に7拠点を有していた。2018年3月期の売上高は266百万円(11ヶ月間)となった。
認可保育園に対する社会的ニーズの高さについては説明は不要だろう。同社は2018年4月に千葉市花見川区に8校目となる「星のおうち 幕張北」を開園した。
同社は前述のように乳幼児の育脳教室「くぼたのうけん」を展開しているほか、東京都立川市ではくぼた式育脳カリキュラムを導入した城南ルミナ保育園を運営している。いずれの事業も安定的に満員が続いている。同社は今後、くぼたのうけんや城南ルミナ保育園と、JBSナーサリーのシナジー追求を本格化させる方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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