日ダイナミク Research Memo(1):トータル・ソリューション・プロバイダー
[18/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
1. 会社概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>は、トータル・ソリューション・プロバイダーとして、IT関連のシステム開発事業(システム・インテグレーション)、サポート&サービス事業(サービス・インテグレーション)及びITソリューションのノウハウを活用して参入した駐輪場関連のパーキングシステム事業(パーキング・ソリューション)を展開し、経営の3本柱としている。50年にわたる豊富な実績とともに、最新の情報技術と豊富なアプリケーション知識を活用して、ワンストップでサービス提供するトータルソリューションが強みである。
2. 2019年3月期第2四半期累計連結業績は増収・大幅増益で高進捗率
2019年3月期第2四半期累計(4月−9月)連結業績は、売上高が前年同期比3.3%増の8,191百万円、営業利益が同31.4%増の554百万円、経常利益が同33.8%増の580百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同39.1%増の393百万円だった。第2四半期累計として売上高は5期連続増収、営業利益と経常利益は4期連続増益だった。パーキングシステム事業が大型案件の反動で減収減益だったが、企業のIT投資が高水準に推移してシステム開発事業とサポート&サービス事業が増収・大幅増益となり、全体として増収・大幅増益だった。重点戦略として取り組んでいる収益性向上に向けた諸施策の効果や、ストック収益型ビジネスの順調な拡大で、利益率の向上が進展している。また通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.2%、営業利益が58.3%、経常利益が61.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益が61.5%と高進捗率だった。
3. 2019年3月期通期連結業績は増収・2ケタ増益予想で利益上振れ濃厚
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.7%増の17,000百万円、営業利益が同21.2%増の950百万円、経常利益が同17.6%増の950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%増の640百万円としている。システム開発事業、サポート&サービス事業、パーキングシステム事業とも案件が順調に積み上がり、全社的な業務効率化も寄与して増収・2ケタ増益予想である。同社は通期予想を据え置いているが、第2四半期累計が高進捗率であり、システム開発事業は下期の構成比が高く、ストック収益型ビジネスの順調な拡大、業務プロセス改善の取り組み強化なども考慮すれば、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。
4. 中期経営計画の営業利益目標値(上方修正後)を前倒し達成の可能性
中期経営計画の数値目標について、初年度である2018年3月期の営業利益が計画を大幅に上回ったため、2019年3月期及び2020年3月期の営業利益目標値を上方修正している。修正後の計画は、2019年3月期の売上高17,000百万円(IT関連事業11,000百万円、パーキングシステム事業5,900百万円)、営業利益950百万円、2020年3月期の売上高18,000百万円(IT関連事業11,600百万円、パーキングシステム事業6,200百万円)、営業利益1,000百万円としている。そして2019年3月期連結業績予想は利益が上振れ濃厚な状況であり、中期経営計画の2020年3月期営業利益目標値(上方修正後)を前倒しで達成する可能性がありそうだ。
■Key Points
・トータル・ソリューション・プロバイダー
・IT関連のシステム開発事業、サポート&サービス事業及びパーキングシステム事業が3本柱
・2019年3月期増収・2ケタ増益予想で利益上振れ濃厚
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 会社概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>は、トータル・ソリューション・プロバイダーとして、IT関連のシステム開発事業(システム・インテグレーション)、サポート&サービス事業(サービス・インテグレーション)及びITソリューションのノウハウを活用して参入した駐輪場関連のパーキングシステム事業(パーキング・ソリューション)を展開し、経営の3本柱としている。50年にわたる豊富な実績とともに、最新の情報技術と豊富なアプリケーション知識を活用して、ワンストップでサービス提供するトータルソリューションが強みである。
2. 2019年3月期第2四半期累計連結業績は増収・大幅増益で高進捗率
2019年3月期第2四半期累計(4月−9月)連結業績は、売上高が前年同期比3.3%増の8,191百万円、営業利益が同31.4%増の554百万円、経常利益が同33.8%増の580百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同39.1%増の393百万円だった。第2四半期累計として売上高は5期連続増収、営業利益と経常利益は4期連続増益だった。パーキングシステム事業が大型案件の反動で減収減益だったが、企業のIT投資が高水準に推移してシステム開発事業とサポート&サービス事業が増収・大幅増益となり、全体として増収・大幅増益だった。重点戦略として取り組んでいる収益性向上に向けた諸施策の効果や、ストック収益型ビジネスの順調な拡大で、利益率の向上が進展している。また通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.2%、営業利益が58.3%、経常利益が61.1%、親会社株主に帰属する四半期純利益が61.5%と高進捗率だった。
3. 2019年3月期通期連結業績は増収・2ケタ増益予想で利益上振れ濃厚
2019年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.7%増の17,000百万円、営業利益が同21.2%増の950百万円、経常利益が同17.6%増の950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.5%増の640百万円としている。システム開発事業、サポート&サービス事業、パーキングシステム事業とも案件が順調に積み上がり、全社的な業務効率化も寄与して増収・2ケタ増益予想である。同社は通期予想を据え置いているが、第2四半期累計が高進捗率であり、システム開発事業は下期の構成比が高く、ストック収益型ビジネスの順調な拡大、業務プロセス改善の取り組み強化なども考慮すれば、通期利益予想は上振れが濃厚だろう。
4. 中期経営計画の営業利益目標値(上方修正後)を前倒し達成の可能性
中期経営計画の数値目標について、初年度である2018年3月期の営業利益が計画を大幅に上回ったため、2019年3月期及び2020年3月期の営業利益目標値を上方修正している。修正後の計画は、2019年3月期の売上高17,000百万円(IT関連事業11,000百万円、パーキングシステム事業5,900百万円)、営業利益950百万円、2020年3月期の売上高18,000百万円(IT関連事業11,600百万円、パーキングシステム事業6,200百万円)、営業利益1,000百万円としている。そして2019年3月期連結業績予想は利益が上振れ濃厚な状況であり、中期経営計画の2020年3月期営業利益目標値(上方修正後)を前倒しで達成する可能性がありそうだ。
■Key Points
・トータル・ソリューション・プロバイダー
・IT関連のシステム開発事業、サポート&サービス事業及びパーキングシステム事業が3本柱
・2019年3月期増収・2ケタ増益予想で利益上振れ濃厚
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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