ティーライフ Research Memo(5):2019年7月期第1四半期業績は増収増益で経常利益の進捗率は34.7%
[18/12/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
ティーライフ<3172>の2019年7月期第1四半期(8月-10月)決算は、売上高が2,101百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益は107百万円(同207.9%増)、経常利益は122百万円(同152.0%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、71百万円(同53.6%減)で着地した。2018年8月にLifeitを子会社化したことにより、売上高は伸長した。また利益面については、前年同期においてコラムジャパンの吸収合併に伴い、同社から引き継いだ税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の計上により法人税等が一時的に減少しており、法人税等が前年同期に比べて増加したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少となったものの、卸売事業で低原価率の商品の構成比が増加したことなどにより、営業利益・経常利益は大きく増加している。通期計画に対する第1四半期経常利益の進捗率は34.7%となり、順調な滑り出しとなった。
1. 「サプリメント」分野商品の販売は順調に推移
小売事業では売上高は1,420百万円(前年同期比10.8%増)となり、セグメント損失は、海外における顧客開拓への積極投資等により6百万円(前年同期は7百万円の利益)となった。台湾を中心としたアジア圏にて、インターネットサイトやSNS等に広告投下し、販路拡大に取り組むなど、先行投資によりセグメント損失とはなったが、「チョウ活宣言・活性フローラ」を含む、「サプリメント」分野商品の販売は順調に推移している。また、健康茶に次ぐ新展開商品として、化粧品「teatea」の販売を開始しているほか、Lifeitにおいて、店舗毎の品ぞろえを拡充し、集客力の強化を図っており、売上高の伸びが示された。
2. 高麗人参エキスを配合したサプリメント「J’s kami高麗」がメガヒット
卸売事業では売上高が632百万円(前年同期比17.9%増)となり、セグメント利益は62百万円(同232.9%増)と大きく伸びている。低原価率の商品の構成比が増加したこと等が奏功したほか、主力となる北欧寝具ブランド「Danfill(ダンフィル)」に加え、高麗人参エキスを配合したサプリメント「J’s kami高麗」をテレビショッピングを中心に積極展開した。特にJ’s kami高麗がメガヒットとなり、利益を押し上げる格好となっている。
3. プロパティ事業が大きく伸びる
従来の不動産賃貸事業においては、賃貸以外への事業範囲の拡大を進めており、同事業の資産を活用した物流業務の請負等を開始している。これに伴い、セグメント名称を「プロパティ事業」に変更した。袋井の物流センターを活用したプロパティ事業では、賃貸エリアの拡大及び物流業務の受託等により、売上高は48百万円(前年同期比193.3%増)、セグメント利益は44百万円(同204.3%増)と、こちらも大きく伸びている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉篤史)
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ティーライフ<3172>の2019年7月期第1四半期(8月-10月)決算は、売上高が2,101百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益は107百万円(同207.9%増)、経常利益は122百万円(同152.0%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、71百万円(同53.6%減)で着地した。2018年8月にLifeitを子会社化したことにより、売上高は伸長した。また利益面については、前年同期においてコラムジャパンの吸収合併に伴い、同社から引き継いだ税務上の繰越欠損金にかかる繰延税金資産の計上により法人税等が一時的に減少しており、法人税等が前年同期に比べて増加したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は減少となったものの、卸売事業で低原価率の商品の構成比が増加したことなどにより、営業利益・経常利益は大きく増加している。通期計画に対する第1四半期経常利益の進捗率は34.7%となり、順調な滑り出しとなった。
1. 「サプリメント」分野商品の販売は順調に推移
小売事業では売上高は1,420百万円(前年同期比10.8%増)となり、セグメント損失は、海外における顧客開拓への積極投資等により6百万円(前年同期は7百万円の利益)となった。台湾を中心としたアジア圏にて、インターネットサイトやSNS等に広告投下し、販路拡大に取り組むなど、先行投資によりセグメント損失とはなったが、「チョウ活宣言・活性フローラ」を含む、「サプリメント」分野商品の販売は順調に推移している。また、健康茶に次ぐ新展開商品として、化粧品「teatea」の販売を開始しているほか、Lifeitにおいて、店舗毎の品ぞろえを拡充し、集客力の強化を図っており、売上高の伸びが示された。
2. 高麗人参エキスを配合したサプリメント「J’s kami高麗」がメガヒット
卸売事業では売上高が632百万円(前年同期比17.9%増)となり、セグメント利益は62百万円(同232.9%増)と大きく伸びている。低原価率の商品の構成比が増加したこと等が奏功したほか、主力となる北欧寝具ブランド「Danfill(ダンフィル)」に加え、高麗人参エキスを配合したサプリメント「J’s kami高麗」をテレビショッピングを中心に積極展開した。特にJ’s kami高麗がメガヒットとなり、利益を押し上げる格好となっている。
3. プロパティ事業が大きく伸びる
従来の不動産賃貸事業においては、賃貸以外への事業範囲の拡大を進めており、同事業の資産を活用した物流業務の請負等を開始している。これに伴い、セグメント名称を「プロパティ事業」に変更した。袋井の物流センターを活用したプロパティ事業では、賃貸エリアの拡大及び物流業務の受託等により、売上高は48百万円(前年同期比193.3%増)、セグメント利益は44百万円(同204.3%増)と、こちらも大きく伸びている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉篤史)
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