ソルクシーズ Research Memo(6):2021年12月期に連結経常利益1,400百万円を目指す
[19/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の成長戦略
1. 3ヶ年中期経営計画について
ソルクシーズ<4284>は毎年、3ヶ年中期計画の見直しを実施している。今回、新たに発表した中期経営計画では最終年度となる2021年12月期に売上高16,000百万円、経常利益1,400百万円を目標として掲げた。3年間の年平均売上成長率は6.5%となり、経常利益は2020年12月期に13期ぶりに過去最高(2007年12月期866百万円)を更新する見通しとなっている。経常利益率も2019年12月期の5.7%から2021年12月期は8.8%と年々上昇する計画となっている。
計画を達成するため、同社は以下の4点を基本方針として取り組んでいく。
(1) 経営基盤の強化
既存事業を再評価し、経営資源の成長分野への傾斜的集中と不採算部門の再構築を進める。成長分野に対しては十分なフィージビリティスタディとグループ内シナジー効果を確認した上で、積極的な進出・強化を図る。
(2) 本業であるSI事業の競争力強化
業種・業務別の専門特化戦略を継続推進し、非価格競争力を強化する。また、オフショア・ニアショア開発の積極的利用によって価格競争力を強化し、顧客との低コストメリットの共有化を推進する。
(3) ストック型ビジネスの強化・拡大
クラウドサービスの「Fleekdrive」・「Fleekform」や、IoTによる見守りサービス「いまイルモ」など既存のストック型ビジネスを強化・推進し、事業基盤の拡充と収益安定化に注力していく。将来的には利益構成比で全体の50%をストック型ビジネスにしていくことを目指していく。また、クラウド利用など、ICT市場における利用形態の変化に対応し、グループの持つソリューションの更なる拡大について継続的に取り組んでいく。
(4) 海外マーケットの開拓
海外市場に対して、グループ内外の優れた製品・サービスを積極的かつ迅速に展開し、新たなストック型ビジネスとして拡大していく。特に、成長ポテンシャルの高い東南アジア市場に対して、グループの持つ製品・サービスの展開を推進していく。2018年7月には豊田通商のシンガポール子会社であるTT Network Integration Asia Pte. Ltd.(以下、TTNI)と「Fleekdrive」の販売代理店契約を締結し、東南アジアでの営業活動を本格的に開始したほか、同年10月にはベトナムでエンターテインメント施設の企画・運営を行うGaudi Finance Ltd.に海外企業として初めて採用されるなど、成果も出始めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 3ヶ年中期経営計画について
ソルクシーズ<4284>は毎年、3ヶ年中期計画の見直しを実施している。今回、新たに発表した中期経営計画では最終年度となる2021年12月期に売上高16,000百万円、経常利益1,400百万円を目標として掲げた。3年間の年平均売上成長率は6.5%となり、経常利益は2020年12月期に13期ぶりに過去最高(2007年12月期866百万円)を更新する見通しとなっている。経常利益率も2019年12月期の5.7%から2021年12月期は8.8%と年々上昇する計画となっている。
計画を達成するため、同社は以下の4点を基本方針として取り組んでいく。
(1) 経営基盤の強化
既存事業を再評価し、経営資源の成長分野への傾斜的集中と不採算部門の再構築を進める。成長分野に対しては十分なフィージビリティスタディとグループ内シナジー効果を確認した上で、積極的な進出・強化を図る。
(2) 本業であるSI事業の競争力強化
業種・業務別の専門特化戦略を継続推進し、非価格競争力を強化する。また、オフショア・ニアショア開発の積極的利用によって価格競争力を強化し、顧客との低コストメリットの共有化を推進する。
(3) ストック型ビジネスの強化・拡大
クラウドサービスの「Fleekdrive」・「Fleekform」や、IoTによる見守りサービス「いまイルモ」など既存のストック型ビジネスを強化・推進し、事業基盤の拡充と収益安定化に注力していく。将来的には利益構成比で全体の50%をストック型ビジネスにしていくことを目指していく。また、クラウド利用など、ICT市場における利用形態の変化に対応し、グループの持つソリューションの更なる拡大について継続的に取り組んでいく。
(4) 海外マーケットの開拓
海外市場に対して、グループ内外の優れた製品・サービスを積極的かつ迅速に展開し、新たなストック型ビジネスとして拡大していく。特に、成長ポテンシャルの高い東南アジア市場に対して、グループの持つ製品・サービスの展開を推進していく。2018年7月には豊田通商のシンガポール子会社であるTT Network Integration Asia Pte. Ltd.(以下、TTNI)と「Fleekdrive」の販売代理店契約を締結し、東南アジアでの営業活動を本格的に開始したほか、同年10月にはベトナムでエンターテインメント施設の企画・運営を行うGaudi Finance Ltd.に海外企業として初めて採用されるなど、成果も出始めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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