MRO Research Memo(3):2019年12月期は売上高・利益ともに高成長の期初予想を据え置き
[19/08/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
● 2019年12月期の連結業績見通し
MonotaRO<3064>の2019年12月期通期の連結業績は、売上高で前期比24.4%増の136,258百万円、営業利益で同19.9%増の16,536百万円、経常利益で同19.9%増の16,530百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同23.1%増の11,715百万円と、売上高・各利益ともに高い成長を目論む期初の計画を据え置いた。この計画が達成されれば、18期連続の増収、10期連続の増益となる。
事業戦略としては、引き続き「顧客ベースの拡大」と「既存顧客向け売上げの拡大」「大企業連携の推進」に取り組む。「顧客ベースの拡大」に関しては、マーケティングデータの更なる活用、取扱点数拡大、リスティング広告やSEO強化等を推進する。新しい取り組みとしては、顧客生涯価値をベースに顧客獲得コストの効果的配分を検討する。具体的には、同社が持つ過去の購入履歴データから傾向を導き出し、将来性の高いユーザーの発掘を優先するという考え方だ。「既存顧客向け売上の拡大」のためには、顧客属性に適するプロモーションを実施することや物流の最適化により更なるリードタイム短縮化を図ることに取り組む。「大企業連携の推進」に関しては2019年12月期の売上高195億円(前期比44%増)と高い目標を設定している。コーポレート営業グループのメンバーを増員するとともに、東京・兵庫の2拠点に加え、中部地域(名古屋)に営業拠点を開設し(2019年秋)、計画達成を目指す。
通期の売上高計画に対する第2四半期の進捗は、46.2%(前年同期は47.2%)、営業利益で45.9%(同48.7%)、経常利益で46.0%(同48.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益で45.3%(同48.4%)、と若干前期には及ばないが例年並みの水準である。同社のビジネスモデルは、顧客数が積み上がり、購買歴の長い顧客ほど購入額が多くなるという優位性を持つ。結果として、上期より下期の売上・利益が増加する。下期に大きな外部環境の波乱などがなければ、通期の着地のブレは小さいと考えられる。ちなみに、足元7月は、月次売上成長率は12X%と順調である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<MH>
● 2019年12月期の連結業績見通し
MonotaRO<3064>の2019年12月期通期の連結業績は、売上高で前期比24.4%増の136,258百万円、営業利益で同19.9%増の16,536百万円、経常利益で同19.9%増の16,530百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同23.1%増の11,715百万円と、売上高・各利益ともに高い成長を目論む期初の計画を据え置いた。この計画が達成されれば、18期連続の増収、10期連続の増益となる。
事業戦略としては、引き続き「顧客ベースの拡大」と「既存顧客向け売上げの拡大」「大企業連携の推進」に取り組む。「顧客ベースの拡大」に関しては、マーケティングデータの更なる活用、取扱点数拡大、リスティング広告やSEO強化等を推進する。新しい取り組みとしては、顧客生涯価値をベースに顧客獲得コストの効果的配分を検討する。具体的には、同社が持つ過去の購入履歴データから傾向を導き出し、将来性の高いユーザーの発掘を優先するという考え方だ。「既存顧客向け売上の拡大」のためには、顧客属性に適するプロモーションを実施することや物流の最適化により更なるリードタイム短縮化を図ることに取り組む。「大企業連携の推進」に関しては2019年12月期の売上高195億円(前期比44%増)と高い目標を設定している。コーポレート営業グループのメンバーを増員するとともに、東京・兵庫の2拠点に加え、中部地域(名古屋)に営業拠点を開設し(2019年秋)、計画達成を目指す。
通期の売上高計画に対する第2四半期の進捗は、46.2%(前年同期は47.2%)、営業利益で45.9%(同48.7%)、経常利益で46.0%(同48.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益で45.3%(同48.4%)、と若干前期には及ばないが例年並みの水準である。同社のビジネスモデルは、顧客数が積み上がり、購買歴の長い顧客ほど購入額が多くなるという優位性を持つ。結果として、上期より下期の売上・利益が増加する。下期に大きな外部環境の波乱などがなければ、通期の着地のブレは小さいと考えられる。ちなみに、足元7月は、月次売上成長率は12X%と順調である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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