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ナレッジスイート---19年9月期は大幅な増収、システムエンジニアリング事業が業績に貢献

注目トピックス 日本株
ナレッジスイート<3999>は14日、2019年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比123.2%増の21.59億円、営業利益が同36.8%増の0.66億円、経常利益が同39.8%増の0.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同69.0%減の0.18億円となった。

クラウドソリューション事業の売上高は前期比1.0%減の8.26億円、セグメント利益は同24.9%減の2.42億円となった。クラウドサービスについては、全国に広げた販売パートナーによる拡販施策に加えて、関西営業所及び九州営業所を設立し、各エリアで積極的に展示会やセミナーに出展した。新規顧客獲得に向けたマーケティング・営業活動を強化したことで、中堅・中小企業の問い合わせ数が過去最大のペースで推移した。一方で、当年度に発生した「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」の大規模障害により、解約の増加及び新規受注の先送りが発生した影響から、売上高は同8.2%増の5.99億円となった。

ソリューションサービスについては、導入コンサルティングの受注が2018年9月期に比べて増加した。ただ、クラウドサービスの障害の影響により、その他ソリューションサービスの完了が一部先送りになったことやWEBマーケティング支援の市況の影響から、大幅な受注減となり、売上高は同19.3%減の2.26億円となった。

システムエンジニアリング事業の売上高は同826.5%増の13.38億円、セグメント利益は同878.1%増の2.10億円となった。慢性的なIT人材不足を背景に、既存取引先との取引深耕が奏功し、安定的な稼働人員を確保できたほか、ビクタス株式会社を子会社化したことも寄与し、売上高が大きく伸長した。

2020年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.0%増の23.11億円、営業損失が0.85億円、経常損失が0.87億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.95億円を見込んでいる。具体的には、中長期的な成長を実現するための「人材を中心とした投資の1年」と位置づけ、将来の売上拡大を優先した営業増員を中心とした投資を行い、2024年9月期までの5年間でクラウドサービスにおけるCAGR(年平均成長率)30%達成を目指すとしている。



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