イノベーション Research Memo(9):2021年3月期業績は過去最高を更新する見通し、計画はやや保守的な印象
[20/12/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2021年3月期の業績見通し
イノベーション<3970>の2021年3月期の連結業績は、売上高で前期比23.4%増の2,495百万円、営業利益で同54.6%増の270百万円、経常利益で同55.9%増の270百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同57.0%増の145百万円といずれも過去最高を更新する見通しだ。第2四半期までの業績が想定を超えるペースで拡大したことにより、期初計画から上方修正している。第2四半期までの通期計画に対する進捗率を見ると、売上高で54.6%、営業利益で68.3%と過半を超えており、保守的な見通しとの印象を受ける。
売上高については、「ITトレンド」や「コクリポ」がコロナ禍において第1四半期から急激に伸びたため、その水準を下期も維持できるかどうか、現段階では見通し難いため、保守的な予想になっているものと思われる。ただ、2020年10月の「ITトレンド」の訪問者数は、9月に引き続き高水準をキープしたようだ。「コクリポ」についてはWeb面接などの需要が減少すると見られるが、一方で、オンラインセミナーなどの需要がさらに伸びる可能性もある。ここにきてコロナ禍も第3波が襲来しており、市場環境次第でさらに売上が伸びる可能性もある。
利益面について見ると、下期は事業成長に向けた先行投資を行っていく予定にしており、開発費用やマーケティング費用などの増加を見込んでいる。ただ、利益面においても保守的な印象で、会社計画は下限ラインの水準になっていると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
1. 2021年3月期の業績見通し
イノベーション<3970>の2021年3月期の連結業績は、売上高で前期比23.4%増の2,495百万円、営業利益で同54.6%増の270百万円、経常利益で同55.9%増の270百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同57.0%増の145百万円といずれも過去最高を更新する見通しだ。第2四半期までの業績が想定を超えるペースで拡大したことにより、期初計画から上方修正している。第2四半期までの通期計画に対する進捗率を見ると、売上高で54.6%、営業利益で68.3%と過半を超えており、保守的な見通しとの印象を受ける。
売上高については、「ITトレンド」や「コクリポ」がコロナ禍において第1四半期から急激に伸びたため、その水準を下期も維持できるかどうか、現段階では見通し難いため、保守的な予想になっているものと思われる。ただ、2020年10月の「ITトレンド」の訪問者数は、9月に引き続き高水準をキープしたようだ。「コクリポ」についてはWeb面接などの需要が減少すると見られるが、一方で、オンラインセミナーなどの需要がさらに伸びる可能性もある。ここにきてコロナ禍も第3波が襲来しており、市場環境次第でさらに売上が伸びる可能性もある。
利益面について見ると、下期は事業成長に向けた先行投資を行っていく予定にしており、開発費用やマーケティング費用などの増加を見込んでいる。ただ、利益面においても保守的な印象で、会社計画は下限ラインの水準になっていると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>