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ハウスコム---転居需要縮小で業績予想引き下げも黒字堅持、収益成長施策は順調に進展

注目トピックス 日本株
ハウスコム<3275>は28日、2021年3月期の通期(20年4月-21年3月)の連結業績予想の修正を発表した。営業収益予想を従来の132.91億円から122.34億円(前期比6.0%減)に、営業利益予想を11.61億円から3.44億円(同66.2%減)に、経常利益予想を13.39億円から5.27億円(同55.5%減)に、親会社株主に帰属する四半期純利益予想を9.06億円から3.02億円(同55.1%減)に、そろって引き下げた。第3四半期(20年10月-12月)において東京圏・中京圏を中心に転居需要の縮小がみられたほか、緊急事態宣言の再発令に伴って引っ越しシーズンである1月〜3月の転居需要も縮小が見込まれる。ただ、事業環境のさらなる悪化を受けても営業収益予想の下方修正幅が8.0%にとどまったほか、各利益が黒字を堅持する見通しで、業績の底堅さも見受けられた。

併せて、同社は第3四半期累計(20年4月-12月)の連結決算を発表した。営業収益が83.28億円(前年同期比7.5%減)、営業損益が3.56億円の赤字(前年同期は1.92億円の黒字)、経常損益が3.36億円の赤字(同1.96億円の黒字)、親会社株主に帰属する四半期純損益が3.31億円の赤字(同1.09億円の黒字)となった。ただ、足元では「収益源の多様化」「規模の拡大」「不動産テックの活用などを通じたDXの加速」が滞りなく進展しており、強固な財務体質も相まって、引き続き収益の長期的成長に向けた事業基盤の構築が期待できると弊社は考える。




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